私のとっておきの店

El Charro Danforth
トロントで一番おいしいワカモレ発見!
フリーライター&ホリスティックセラピスト
三藤 あゆみ

ワカモレ

アボカドを潰したワカモレ(Guacamoleトロントの英語では「グアカモリ」と発音する人が多いです)は、ナチョスのディップとして、サルサやサワーリームやチーズディップなどと肩を並べて人気、なのでトロントで一般にはジャンクフードや、フレンチフライのようなサイドディッシュ的な地位ですよね。

でも、本場メキシコのワカモレは、ディップというよりはフレッシュなサラダのような感じで、よく熟したアボカドを二つか三つにザクっと切って、トマトや玉ねぎ、コリアンダーを細かく刻んだものと一緒に、卓上用の石のすり鉢で軽く潰して作り、完全にペースト状にはせず、まだ少しアボカドの形がところどころ残っています。これをホームメイドのパリッと揚がったサクサクしたナチョチップスですくって食べるといくらでもはいってしまう!

そんなワカモレが食べられるメキシカンレストランEl Charroが、グリークタウンの私の仕事場のすぐそばに今年オープンし、初夏に一度行って以来その店の「ワカモレ中毒」に。テイクアウトも含め何度も足を運んでいます。店内では、すり鉢に入ったまま出されるのですが、運んできたウエイターが目の前で潰してざっと混ぜてくれます。あとは各自お好みでもっとペースト状にしてもよいし、そのままアボカドの食感を楽しんでもよい、といった感じです。

タコス

王道のタコスやブリトーもなかなか美味しいですが、ワカモレGuacamoleともうひとつ、ここのカラマリCalamares Charros(イカリングフライ)は、周囲に軒を連ねるギリシャレストランを凌ぐと思います。揚げ衣のちょっとした味付けの違いだと思いますがマルガリータのおつまみに最高です。

タコス

タコスの中身/トッピングはシーフードのフライTacos Baja Style、ビーフCarneやチキンPollo、ポークCarnitasなどスタンダードなものから、ちょっと変わったものではサボテンNopales(もちろん棘や皮を除いた中の白い部分です)、ハイビスカスの花Jamaicaなどもあります。また、ビーフのタコスにチーズをのせて焼いたBrriria Con Quesoは、一皿で4個くるので皆でシェアするのにちょうどよい一品。

ブリト―

ブリトーはボリュームたっぷりで、ソースも店のオリジナル、ファーストフードのものなどとはずいぶん違います。私は半分でお腹いっぱいになってしまうので、アペタイザーと一緒に頼む場合は二人でシェアしても十分だと思います。

カクテル

飲み物はマルガリータが数種類、メキシコのビール、日替わりではマガリータにコロナビールのミニ瓶を逆さに立てて入れたメキシカンブルドッグやそのほかのカクテルもあるので、聞いてみてください。アルコールを飲まない人や未成年には、メキシコのソフトドリンク、Jarritosのシリーズ、グアバ、スイカ、パイナップル、オレンジ、ライム味など、またマルガリータのアルコール抜き(バージンマルガリータ)も注文できます。

ここでご紹介した以外にも、メキシカンスタイルのサンドイッチや、ブリトーを丸ごと揚げたものなど色々なメキシコのストリートフードや家庭料理も数種類、お子様メニューもあります。また、土曜の夜はギター演奏や歌のライブが楽しめます。

店内

<TIPS>
El Charro は、テイクアウト中心の本店が地下鉄Broaevie駅前にありますが、私のお気に入りはグリークタウン、Danforth Ave. 沿いにあるほうです。メニューが少し違うので(すり鉢のワカモレは現時点ではDanforth 店だけです)、間違えないようご注意ください。

混んでいる時間は食事が運ばれてくるまでけっこう待たされることもありますので、週末などは忙しい時間を少しはずす、また、スペイン語(メキシカン)そのままの料理名が英語で説明されたメニューなので、なじみのない方はウェブサイト掲載のメニューに目を通してから行くのをお勧めします!

El Charro
493 Danforth Ave, Toronto, Ontario, Canada

営業時間
Sunday 11AM-10PM
Monday 12PM-11:30PM
Tuesday 12PM-11:30PM
Wednesday 12PM-11:30PM
Thursday 12PM-11:30PM
Friday 12PM-2AM
Saturday 11AM-2AM

ウエブサイトelcharrocanada.com