専務理事のばたばた日記

第179回
4月昼食会再開日 2年半ぶりの対面昼食会
商工会事務局 伊東 義員

Itosan

コロナの規制緩和が進んでいる。マスク着用は義務化が解除された後も、お店側や個人の判断で着用するケースが多く見られるが、ワクチンパスポートはすっかりその存在が忘れられた。第六波と言われているが、PCR検査が対象者制限となっていることから、感染者の実態はつかめておらず、排水中ウィルス数からの推定では、日々10万人前後ではないかと言われている。

州政府は、4月27日に規制完全解除を目指していたが、感染者数、入院患者数の増加をにらみ、公共交通機関、医療機関、介護施設などのマスク着用義務を延長した。学校でも、生徒、教職員の感染による欠勤が問題となっているが、規制再強化とはなっていない。

そうした状況を受け、会員総会懇親会に続き、対面イベントを徐々に再開することにした。まずは、地区別昼食会。2ヵ月毎に、トロントダウンタウン地区、マーカム地区、ミシサガ地区で開催する予定で、第一弾は、トロントダウンタウン地区。日程を決め、次にお店を決めることになるが、コロナパンデミックの2年間で、ダウンタウンの飲食店も大きく様変わりしていることに気づいた。

閉店となった店もあるが、生き残ったお店も経営戦略変更を行っているところが多く、メニューが大きく変わっている。メニューを絞り、無駄を無くしたところや、高級路線に切り替えたところもある。昼食会は、職場の近くで、商工会メンバーと気軽にお昼を食べるイベントなので、あまり高額な昼食はそぐわないと考え、新たなお店を探したところ、エンターテインメントディストリクトの一等地に和食レストランがあることが判り、メニューも値段も適当なので、そこに決め、2年半ぶりの昼食会を開催した。

再開初回の参加は、6名と自分で、コロナになってから着任された方がほとんど。マスク着用で着席したが、食べながらの雑談となるので、どうしてもマスクは外すことになるが、以前ほどピリピリした雰囲気はない。名刺交換から、雑談となり、規制緩和、旅行業界情報、職場復帰、ゴルフなど多岐にわたる話題で盛り上がり、あっという間の1時間であった。こうした気軽な雑談が昼食会のよいところ。5月は、ミシサガ、マーカム地区での昼食会を予定している。

4月出前日     社員向けプレゼンテーション、承ります

コロナ以前には、ワーキングホリデーで来た若者や、大学の日本人留学生グループに日本企業の活動や、日本の経営のやり方などを説明する機会をもっていた。ある大学からは、国際ビジネスのコースで日本式経営をテーマに、一コマ(90分)講義を担当要請されたこともある。会員企業、特に日本企業がマネジメントに入って間もない企業などからも、従業員教育の一環として、日本文化、日本企業の社員教育などのプレゼンテーションを依頼され、数社で行った。

コロナになりそうした活動ができなくなっていたが、今回、3年ぶりくらいに、従業員教育を行いたいとの要望をいただき、出向いていった。将来幹部候補と考えている若い日本人スタッフに向け、社長のビジネスにかける思いを理解し会社を引っ張っていくために必要な基礎知識として、会社組織の理解、部下を持つ幹部として知らなくてはいけないことや心構えを3回に分けて行うことになった。

大学の講義のように、知識として学ぶものではないので、逐次問いかけをしながら、対話式に進めていった。参加するスタッフは、会社勤務経験が少ないということであったが、理解は速く、今の会社に対するイメージも現実にそったものであった。知識、経験はまだ十分ではないが、個性ある社長のもと、企業の核となる幹部になることは間違いないと思われ、その成長の一助となれば光栄と感じている。

今後、このようなプレゼンテーションの要望があれば喜んでお受けするのでご連絡いただきたい。