専務理事のばたばた日記 

第182回
7月感染日 ワクチン4回目接種から2か月で感染
商工会事務局 伊東 義員

Itosan

コロナの感染が見えない形で広がっている。PCR検査対象が制限されていることから、実際の感染者数が把握できなくなっており、政府や保健省の発表も行われなくなり、時々発表される数字をベースに実際はその10倍程度の感染者が出ていると推測するのが実態。ワクチン接種も若者層には進まず、4回目接種(2回目ブースター接種)もやっと18歳以上に拡大されたが、大規模接種会場はなくなり、接種が進んでいない。

高齢者として5月に4回目接種を受け、第七波に向けて準備したが、接種から2か月後に初めてコロナに感染した。どこで感染したかはまったく心当たりがない。いわゆる市中感染。

症状としては、まず咽喉の違和感。朝起きると咽喉の痛みがあり、その2日後、発熱。日本などでは、39度の熱が出たという報道を見るが、自分の場合は37.4度の微熱。この時点で、簡易検査キットで確認したところ、陽性反応。隔離に入った。

熱は数日乱高下したが、それよりもつらかったのが頭痛。もともと頭痛持ちではあるが、今回ほど辛いと思ったことはなかった。市販薬タイレノールを飲むと軽減されたのが幸い。3日ほどで頭痛は解消したが、その後は気管支から肺上部が重い感じに見舞われた。息苦しさも出てきて、ファミリードクターに報告したところ、市販の咳止めを飲んで様子を見て、もし悪化し呼吸困難となる場合には911で救急に行くようにとのこと。

隔離については、5日間絶対隔離と症状が残る場合にはさらに5日間、計10日間と言われ、指定された薬を飲み、様子を見た。一時、肺の重い感じが上部から下部に広がり、これはまずいかも、と心配したが、その翌日には下部の重い感じは解消したのでそのまま様子見。症状発症から5日たっても症状が消えないため、さらに5日間の隔離を覚悟。11日目に再度検査したが、まだ微妙に陽性。さらに3日ほど経って、簡易検査では陰性となり、症状もほとんどなくなった。

結局、2週間の隔離生活を余儀なくされた形となった。幸い、床に臥すほどの重症ではなかったため、テレワークで仕事はこなせたが、約束していたアポイントメントはいくつかキャンセルせざるを得なくなり、ご迷惑をお掛けした。

もっとも悔やんだのが、30年振りに開催した補習校スポーツイベント。実行委員の方が仔細にわたり準備してくださったので無事実施できたが、隔離中で見に行けなかった。また、ブログなどで感染を知った方からも心配するメールやコメントをいただき、ありがたかった。

今感染が広がっているオミクロン株は、デルタ株に比べると重症化リスクが低いと言われているが、感染すると隔離しなくてはならず、家族は濃厚接触者となることから多くの人に影響がでる。ワクチン接種も絶対的な効果があるわけではないので、感染防止対策の基本であるマスク着用、手指消毒、フィジカルディスタンシングの維持、換気の徹底などを継続することをお勧めしたい。