特別寄稿1

トロント補習授業校 ご挨拶
校長 近藤 仁巳

principal

令和6年4月5日(金)にトロント補習授業校に着任いたしました、近藤仁巳(こんどうひとみ)と申します。名古屋市からやってまいりました。

徳川家康公と同じ愛知県岡崎市で生まれ、高校卒業時まで過ごしました。大学時代は千葉県市川市・千葉市で過ごし、教員としての3年間を銚子市でお世話になりました。その後、名古屋市の教員となり、市内の児童館にも勤務いたしました。

在外教育施設への派遣では、ちょうど、中国へ返還される前後の激動の香港に赴任いたしました。当地、トロントへは2度目の在外外教育施設派遣となります。

4月13日(土)には現地借用校にて、商工会会長の井澤光彦様、運営委員会委員長の難波仁様をはじめ運営委員の皆様方をお迎えして、令和6年度入園入学式を挙行いたしました。

井澤様は、入園、入学する子どもたちに向けて、土曜日にも本校に通ってくることの意味、そして、若い今だからこそ大丈夫、吸収できる全てのことを頭や体いっぱいに吸収して本校での学校生活を楽しんでほしい、と子どもたちへ語り掛けられました。学校での学びや体験を経て成長された後には、それぞれの立場や環境で、カナダと日本、そして世界のために、身に付けた力を発揮していただきたい、との励ましのお言葉もいただきました。

借用校および事務所での勤務が始まり、週一日の授業に向けて四日間の事務所勤務を進める中で、実に様々な業務があることがわかりました。大切な補習授業校の授業に向けて、職員の方々と力を合わせて、日々の実務を確実に進めていくことを心掛けています。

毎日の暮らしの中で私が心掛けていることは、三つございます。

・新しい朝を迎えられた喜びを胸に「おはようございます」を言うこと。

・家族への感謝の気持ちを胸に、目の前にいなくても「行ってきます」を言うこと。

・「ありがとう」を言いそびれたと気付いたら、すぐに言うこと。

慣れない土地での勤務に当初は戸惑うこともございますが、仕事と生活を軌道に乗せることを第一に、51年目の新たな歩みを踏み出したトロント補習授業校が、これからもずっと子どもたちにとって価値ある楽しい学び舎であり続けるために、健康に留意して力を尽くそうと思っています。皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。