特別寄稿

Toronto Japan Job Fair 開催報告
「日本」をキーワードに企業と人材をつなぐ場所に
トロントジョブフェア実行委員:海野、増田、伊藤

ジョブフェア

10月1日にオンタリオ州に拠点を持つ日系企業・団体との出会い、グローバル人材発掘の場として「Toronto Japan Job Fair 2023」(於:Novotel Toronto North York)を開催いたしました。第2回となる今回は、昨年を超える20企業・団体と500名を超える応募者(会場来場者は290名)により、大変活気のあるイベントとなりました。

昨年との大きな違いとして、北米最大級の日本人学生を対象とした就職イベントである「ボストンキャリアフォーラム」を主催するDisco Internationalの協力により、彼らのプラットフォームであるCFN(Career.Forum.Net)を利用できたことが挙げられます。事前応募機能を活用することで、ジョブフェアの前後にも企業から候補者へのコンタクトが可能になりました。来場者にも「就職イベント」としての趣旨が明確に伝わるようになり、レジュメを持参してくる方が圧倒的に増えました。前回以上にマッチングの可能性が増したことと思います。

来場者

<企業アンケートより>
「興味レベルの高い方が集まっている点で役に立った」
「予想以上に応募者があり、充実した1日だった」
「中には今の募集枠では当てはまらないが、弊社にぴったりという方々がいた」

実際にアンケートでも8割以上の企業で「今後選考を進める人材を見つけることができた」という結果に至りました。(一部PR目的で出展の企業もあり)

また、日本国内で開催される就職フェアとの違いとしては、その多様性が挙げられます。出展企業側では「ローカル採用」「日本採用」のそれぞれの目的がありました。来場者も日本人留学生や大学生の他、日本で社会人経験がありカナダで求職中の方、カナダ人で日本語や日系企業に興味をお持ちの方等、多くのバックグラウンドやニーズが入り混じったイベントとなっていました。通常であればイベントの趣旨を一つに絞ったほうがよいのかもしれませんが、「日本」をキーワードに様々な組織、人々が一堂に会すのはカナダ、トロントらしさとも感じています。

来場者

カナダでチャレンジをしたいという日本人や日本に興味のある人々が企業と出会い、活躍するきっかけ作りをお手伝いしたい。そんな想いで第2回のジョブフェアを開催しました。末筆ながら、開催にあたって多くの方々、企業・団体のご協力を賜りましたこと、この場を借りて御礼申し上げます。早速、第3回に向けた準備を始めております。今回ご参加されていない企業の皆様からのお声も是非お聞かせいただけますと幸いです。