9月になり、楽しかったトロントの夏も、だんだんと涼しくなりつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

トロント総領事館では、本年11月1日～4日にかけて、ユニオン駅で「駅を中心とした街づくり」という日本の都市開発の経験、駅利用の“あり方”の一部を再現・紹介するイベント「Next Stop: Japan」を開催する予定です。

このイベントでは、日本に関心を持つ市民を対象に、日本のファンコミュニティ―を形成し、日本文化、観光情報、日本製品のＰＲを行うことを目的としています。（トロント総領事館、ジェトロ・トロント、国際交流基金(Japan Foundation)、JNTO(国際観光振興機構)のオールジャパンでの４者共催）

今回のイベント、単なる「日本祭り」とは一味違います。日本の駅ナカ利用のあり方を再現・紹介することで、トロントが抱える大きな課題の一つを解決することに貢献しようというものです。

300万人を超える人口を擁し（トロント圏は約700万人）、毎年約10万人規模で今も人口増加を続ける大都市トロント。今後も中・長期的に人口増加が継続すると見込まれている中で、インフラ・都市開発が喫緊の課題となっています。

皆様は「TOC：Transit-Oriented Communities」という言葉をご存じでしょうか。いわゆる「駅を中心とした街づくり」というもので、オンタリオ州が現在進めている都市開発の取り組みです。

そんな中、日本のインフラ・街づくりはオンタリオ政府に今、とても注目されています。

実は日本はこれまで、駅や鉄道を中心に学校や病院といった社会インフラを建設し、コミュ地域ニティを形成してきた歴史があります。駅を中心とした街づくりは、日本の近代化、とりわけ地域社会の発展に大きな役割を果たしてきました。

そんな日本の都市開発に、オンタリオ州政府やトロント市の要人が高い関心を示し、今年１月にはキンガ・サーマ州インフラ大臣が日本の「みなとみらい」などを訪れ、帰国後「私の人生を変えた」と語るほどの日本ファンとなって帰ってくるなど、日本の知見がこれまでにないくらい求められています。

そんな最高のタイミングで、トロントの中でも市内最大の駅「ユニオン駅」で開催される大イベント。主な会場となるのは、正面玄関を入ってすぐ右側にある天井の高いWest Wingと呼ばれるスペースになります（一部別会場）。

日本食・アパレル・雑貨等を中心に数十社の日系企業から協力を得て、会場では日本の駅構内で見られるような小物、工芸品、酒類を紹介・販売。岩手県や静岡市等の地方自治体からも様々ご協力をいただく予定です。JETROとアマゾンがコラボして開設した「JAPAN STORE」からは、普段オンラインで販売されている高品質でユニークなMade in Japanの製品を手に取って体験することができます。

会場にはステージも設け、初日に開会式を開催。ステージ上では様々な日本の催しが目白押し…具体的な内容は当日までのお楽しみ！

イベント前にはＳＮＳなどを通じてたくさん広告しますので、皆様フォローやシェアを宜しくお願いします！

こちらユニオン駅、まもなく「Next Stop:Japan」に向けて出発進行～！