トロントの冬は寒暖の差が大きくて乾燥しています。そのため、私は毎年はせきに悩まされています。今年も、11月初旬に三歳児の息子からもらった風邪に端を発して、乾いたせきが続いてます。
今回はせきを撃退しようとした軌跡をご紹介したいと思います。これはあくまでも私の個人的な体験と感想です。スーパーやドラックストアに行くと、その手の薬がズラッとならんでいて、私だけの症状ではないのだなと変な安心をしてしまいます。(当然ですが、深刻な症状の場合は病院にかかることをお勧めします。)
1.のど飴
スーパーで特売していたメントールのど飴。メントールがしっかり効いているので、のどと鼻がスッキリします。また、喉が潤うのでせきが出にくいです。ただし、なめ終わるとすぐにせきが戻ってくるので、抜本的な解決にはなりませんでした。在宅勤務中飴をずっと口に含んでいたらお腹がすかず、食事量が減り、3週間で一キロ体重が減りました。想定外の効果でした。
2.粉末タイプ
次に粉末をお湯に溶かして飲む『NeoCitran Extra Strength Cold & Sinus』に試してみました。
飲みやすいと聞いていたのですが、Extra Strengthは薬っぽさがありましたが、温かい飲み物で喉を潤すので、楽になった気がします。しかしながら、風邪薬でありせきのみを対象にしたものではないからか、小一時間後には使用前と同じようにせきが出始めました。
3.液体タイプ①
のど飴で回復しなかった私に薬剤師が勧めた飲み薬は、セール中だった『Buckley’s Dry Cough Extra Strength』です。用量は六~八時間ごとにスプーン1、2杯です。中身は、某アンモニア水が主成分の医薬品にとろみをつけたような白濁した液体で、口に含むとアンモニア臭と喉に刺激があります。正直に言うと、とてもまずいですが、なんだか効きそうな味です。
1時間あたり15~20回くらい出ていたせきが、数回に減りました。時間の経過ともに弱まりますがなかなかの効果です。使用後に食事をしたのですが、味覚が少し鈍くなっていました。使用直後の飲食は控えたほうが良いかもしれません。
4.液体タイプ②
次の飲み薬は、『BENYLIN Extra Strength Dry Cough』です。こちらも、一回あたりスプーン1、2杯を飲みます。こちらの中身はピンク色で、甘みがあります。子供の頃に飲んだシロップタイプの風邪薬に似ていて、飲みやすいです。また喉への刺激もありません。舌の感覚も鈍くなりませんでした。せきは、1時間あたり10回弱まで減りました。
前述の①のほうが味と匂いにインパクトがありますが、効果に大差はなさそうに感じました。なお、あまりにせきがひどくて六時間を待たずに多用したところ、水を飲んでも解消しない口の乾きを感じました。用法用量を守ることの大切さを実感しました。
5.加湿器
ブラックフライデーのセール品を購入しました。使用前はのどの乾燥とせきで就寝中に何度も目をさましていたのですが、改善されました。私は容量と価格を優先して冷たい蒸気だけのものにしたのですが、まれに寒くて目が冷めます。就寝中の使用を想定されてる場合は、温かい蒸気が出るものののほうが良いかもしれません。
結局、まだ必勝法は確立されておらず、私とせきとの付き合いはまだ続きそうですが、今年は、上記1.のど飴と5.加湿器を常時、どうしても辛いときに4.液体タイプ①と②を使っていこうと思っています。これから寒い日々が続きますが、皆さま体を冷やさず、のどとお体を大切にお過ごしください。