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私のキッチン革命:低温調理との出会い
Beyond GTA Inc.   CEO 佐藤 聖賢

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カナダに引っ越してから料理をする機会がぐんと増えました。もともと美味しいものを食べるのも作るのも大好きだったので、新しい食材に出会えるのがとても楽しいんです。それに、友人を家に呼んでパーティーをすることも多くなり、いろんなパーティー向けの料理を試すようになりました。

そんなある日、無性に牛タンが食べたくなりました。でも、カナダで手に入るの?と少し不安になりながら探してみると、なんとチャイニーズ系のスーパーで一本丸ごと20ドルほどで売っているのを発見!これはもう挑戦するしかないと思い、意気揚々と買い込んで帰りました。

最初は捌いて焼肉にしてみましたが、やっぱり焼くと少し固くなってしまうんですよね。美味しいには違いないけれど、もっと柔らかくジューシーに楽しめる方法がないかと、あれこれ試してみることにしました。そして、去年の夏頃に出会ったのが「低温調理」という方法です。

初めて低温調理に挑戦したときは、大きな鍋に水を張り、温度計で細かく温度を測りながら慎重に作業しました。手間はかかりましたが、その結果は驚きでした。あの牛タンが、信じられないくらい柔らかくてジューシーに仕上がったんです。それまでの料理の常識が一気に覆された瞬間でした。

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それからはすっかり低温調理の虜になってしまい、さらに手軽に挑戦できる方法はないかと調べたところ、いつも参考にしている料理サイトが低温調理器のメーカーでもあると知り、ついに購入を決意!昨年末に手に入れたのが、Anova Culinary AN400-US00 Nano Sous Vide Precision Cookerです。

この低温調理器は、私のキッチンに革命をもたらしました。使い方はとても簡単で、1度単位で正確に温度をコントロールできるうえ、自動で水を撹拌してくれるので、どこを切り取っても完璧な仕上がりになります。牛タンの下ごしらえには少し手間がかかるものの、鶏むね肉やささみといったシンプルな食材なら、下味をつけてフリーザーバッグに入れ、後は低温調理器にお任せするだけ。それだけで驚くほど柔らかく、ジューシーな仕上がりになるんです。

低温調理には、こんな嬉しいポイントがたくさんあります。

  • 肉汁をしっかり閉じ込めて、驚くほどやわらかジューシー。
  • 自分好みの温度に調整できるので、失敗知らず。
  • フリーザーバッグで調理するから洗い物が少なく、後片付けが簡単。
  • 低温で栄養素を守りながら調理できるので、健康的。
  • 作り置きにも便利で、そのまま保存して再加熱も簡単。

低温調理は、料理が好きな人にはもちろん、普段あまり料理をしない人にもおすすめです。特別な技術や材料がなくても、驚くほど美味しい料理が誰にでも作れるからです。

牛タンから始まった私の低温調理の冒険。今では、毎日の食事もおもてなし料理も、ワンランクアップした気分で楽しんでいます。もし少しでも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。きっと新しい発見と感動が待っていますよ!