特別寄稿2

日系文化会館主催2023年度トロント日本映画祭(TJFF)開催!
Momo Films 代表 高畠 晶

今年12周年目を迎えるトロント日本映画祭(TJFF)では6/8~6/22の間、JCCCの小林ホールで多くの邦画を上映致します。この機会をお見逃しなく!

TJFF2023

目玉作品はオープニング作品の『銀河鉄道の父』です。直木賞を受賞した傑作小説を、『八日目の蝉』など、家族のかたちを描いてきた成島出監督が映画化。日本を代表する文豪、宮沢賢治を菅田将暉が、不安定な宮沢賢治を支える父を役所広司が演じ、涙せずにはいられない感動の伝記映画となっています。

映画祭イチオシの作品は、『ラーゲリより愛を込めて』。第二次世界大戦終了後、シベリアで強制収容された山本旗男さんを俳優二宮和也が演じた、実話をもとにした物語です。

監督・脚本の早川千絵がカンヌ国際映画祭でのカメラドール特別表彰をはじめ、数々の映画祭で賞を獲得したPLAN75』は、75歳から自らの生死を決められる世界で、「生きる」とは何かを倍賞千恵子主演で描いています。

Snowmanの目黒蓮が映画単独初主演を務め、日本で大ヒットを収めた『わたしの幸せな結婚』は、明治・大正を彷彿させる架空の世界を舞台に孤独な二人が政略結婚を経て少しずつお互いを大切に想い始める、という和風ファンタジーです。

Momo Filmsも2作映画を提供しています!

MOMO

『土を喰らう十二ヵ月』は、水上勉の料理エッセイを原案に描いた作品で、料理研究家・土井善晴が料理監修として映画に初挑戦しています。沢田研二が長野の人里離れた山荘で一人暮らしをしながら精進料理を作る作家、松たか子は編集者を演じており、四季折々の山里の風景と季節に合わせて採れる山菜や野菜を使って作られる精進料理を通して描かれる人生ドラマです。

ラーマーヤナ ラーマ王子伝説』は日本とインドの共同制作アニメーション。当時8億円の制作費と9年の歳月をかけ、10万枚以上のセル画を作成して1993年に劇場公開された、ヒンズー教の神ラーマの壮大な物語を4Kデジタルリマスターで鑑賞できます。

【映画祭プログラマー注目作品!】

TJFF3

『メタモルフォーゼの縁側』は、17歳の女子高生(芦田愛菜)と75歳の老婦人(宮本信子)が、なんとBL漫画を通して仲良くなり、ふたりの最初の、そして最後の青春を描いた作品です。映画サイトFilmarksでも初日満足度1位を獲った作品です。

『ケイコ 目を澄ませて』は、聴覚障害と向き合いながら、実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルにし、国内外での映画祭でも絶賛された映画です。岸井ゆきのの熱演は必見です。

『天間荘の三姉妹』は、大ヒット映画『この世界の片隅に』のスタッフが贈る、感動のヒューマンファンタジーです。のん、門脇麦、大島優子、柴崎コウ、寺島しのぶ、永瀬正敏、三田佳子、高良健吾、とキャストが豪華です!

【コメディ映画!】

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『異動辞令は音楽隊!』は、職場でもプライベートでもうまくいかない鬼刑事(阿部寛)が突然警察の音楽隊に異動になるという設定で、名曲「アメイジング・グレイス」「聖者の行進」をはじめ、主題歌をヒゲダンことOfficial髭男dismが担当するなど、耳からも楽しめる映画です。

『さかなのこ』は誰もが知る<さかなくん>の自伝的エッセイを、女優・のんで映画化。好きなものは好きで良いと背中を押してくれる本作は、さかなくん本人の映画初出演にもギョ注目です!

そして、なんと沖田修一監督が6月9日(月)の『さかなのこ』の上映日に参加されます。『南極料理人』や『おらおらでひとりいぐも』などを手がけた沖田監督の舞台挨拶&質疑応答がトロントで見られる機会です!

『噓八百 なにわ夢の陣』は、中井貴一×佐々木蔵之介の骨董コンビによる騙し騙されの化かし合いを描いた人気映画第三弾です!

『湯道』は日本ならではの文化とも言える「入浴」をテーマに、映画「おくりびと」の脚本家小山薫堂によるオリジナル脚本、生田斗真、濱田岳、橋本環奈で映画化した群像劇です。

【直木賞・本屋大賞受賞作家、辻村美月の映画化作品も!】

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辻村美月原作はこの2作品です。本屋大賞を受賞した小説を元に、『河童のクゥと夏休み』や『カラフル』の原恵一が監督したアニメ映画『かがみの孤城』、アニメ業界で奮闘する人々の姿を吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子らで描いている『ハケンアニメ!』。アニメでも実写でも、辻村ワールドをお楽しみください!

【ミステリー/サスペンスも揃っています。】

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『ある男』は、芥川賞作家平野啓一郎のベストセラー小説を、映画『愚行録』でタッグを組んだ俳優妻夫木聡×監督石川慶の再タッグで映画化した作品です。ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門に出品され話題になりました。

『死刑にいたる病』は、監督白石和彌が阿部サダヲ×岡田健史という豪華タッグを実現。日本では大ヒットした、戦慄のサイコサスペンスです。阿部サダヲの目が…凄すぎます…。

『宮松と山下』は、過去の記憶の無いエキストラ俳優のもとにある男が訪ねてきて…というストーリー。何故記憶を失ったのか、という解き明かしの中で、何が自分を自分たらしめるのかというテーマを描いています。

『沈黙のパレード』は大人気小説家東野圭吾のガリレオシリーズ映画第三弾。福山雅治、柴咲コウなどのオリジナルキャストが9年ぶりに再結成し、シリーズ最高傑作との声も!

【2025年大河主演、横浜流星の出演作】

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本屋大賞2020を受賞したベストセラー小説『流浪の月』を、『悪人』や『怒り』の李相日監督が映画化!広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子と豪華キャストが集結。韓国映画『パラサイト 半地下の家族』撮影監督を務めたホン・ギョンピョが本作でも撮影監督を務めており、映像も素晴らしいです。

『ちはやふる』のスタッフ陣が再結成し、水墨画と向き合う青年を描いた『線は、僕を描く』でも、2025年の大河主演を務める横浜流星が主人公を演じています。彼の演技を二つの異なるキャラクターから堪能できます!

クロージング作品は『大名倒産』。なんと、日本公開より1日早く、6/22にカナダ先行上映として上映致します!突如庶民から一国の殿様となった松平小四郎(神木隆之介)だが、実は借金100億を抱える極貧藩であることが発覚し100億返済or切腹という究極の選択に迫られる…?!というストーリー。ぜひお楽しみください!

話題の邦画作品を大きなスクリーンでたくさん見られるこの機会を、是非お見逃しなく!!!

映画祭情報はこちらから!

トロント日本映画祭 (Toronto Japanese Film Festival)
開催期間:2023年6月8日〜22日
映画祭サイト:https://jccc.on.ca/ja/films/tjff
JCCC YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/JapaneseCanadianCulturalCentre
チケット発売日:2022年5月10日より
https://jccc.on.ca/ja/films/tjff/tjff-tickets