トロント日本商工会の皆様には、平素より本校の教育活動にご理解・ご支援いただきまして誠にありがとうございます。
トロント補習授業校におきましては、令和2年度を無事終え、新年度の学習も順調に進んでおります。
昨年度は 全てがオンラインでの学習となりましたが、全37回の学習日に課題提供・授業を行い、各学年とも履修内容を全て修了することができました。昨年度2学期よ りオンラインライブ授業を開始(高等部は6月より)、双方向性のある、教室の学習さながらの授業が展開されました。
皆様のご協力のお陰を持ちまして、昨年度1年間、多くの困難を乗り越え、大きな成果をあげて終えることができました。関係の皆さまに心より感謝申し上げます。
さて、本日は、昨年度最終日に行われました「卒園・卒業式」の様子をご報告させていただきます。
日時:令和3年3月27日(土)
幼稚部卒園式 9:05~9:45
小学部卒業式 10:00~11:00
中学・高等部卒業式 11:15~12:00
方法:オンライン(ZOOM)で実施
オンラインによる式出席者の対象:卒園・卒業生、保護者、ご来賓、学校運営委員会代表
(卒園児卒業生人数;幼稚部 35 名、小学部 39 名、中学部 14名、高等部 7 名、計 95 名)
<式次第>
開式のことば
国歌斉唱 (日本、カナダ)
卒園・卒業生呼名、卒園・卒業生より一言
学校長式辞
来賓祝辞(在トロント日本国総領事館総領事)
校歌斉唱(トロント補習授業校の歌)
閉式のことば
令和2年度卒園・卒業式について(校長所感)
昨年度の 卒園・卒業式は、当初はJCCC での実施も検討しましたが、コロナ感染症の状況を踏まえ、オンラインでの実施としました。一昨年度は残念ながら実施できませんでしたので、令和2年度卒業 式が実施できましたのは本校学校運営委員会にオンライン環境を整備していただいていたお陰と感謝しております。
式におき ましては「子どもたちが主役」になれるようにと、これまでにはなかった「一人一言、卒業に当たっての言葉を述べる」という内容を加えました。卒園・卒業学 年の担任が学年に応じたテーマを考え園児児童生徒に提示し、担任の支援を得ながら子どもたち自身がそれぞれ考えました。
今回の卒 業式においては、この卒園・卒業生の「一人一言」が非常に良かったと思っております。言わば「答辞」に当たるもので、代表者だけが述べるのではなく、卒 園・卒業生の一人一人の気持ちのこもった「生の声」であったからです。幼稚部の「大きくなったら」の将来の夢から始まり、小学部、中学部、高等部に上がる に連れ、卒業に当たっての一言は質的にも高まりがみられました。
この「一人一言」には、卒園・卒業生の学習の成果が表れており、また、両親や級友、学校関係者への感謝の気持ちが込められており、各段階の学習の集大成であったと感じました。
本校名誉 校長の佐々山拓也総領事様からは卒園・卒業生の各学年の発達段階に応じた内容のご祝辞をいただき、華やかな金屏風と国旗を背景とした映像で式に華やいだ雰 囲気を与えていただきました。総じて、子どもを中心とした「卒園・卒業式」とすることができ、式の目的を十分に達成できたのではないかと思っております。
関係の皆さまに心より感謝申し上げます。