トロントから気軽に行けるファミリー向けリゾート ブルーマウンテン
(スターツリアルティカナダインク 増田利加)
「トロントから車で行けてそれほど遠くない、お勧めのファミ リー向けリゾート地ってどこ?」と友人に聞いた際に教えてもらったブルーマウンテン。冬のスキーリゾート地というイメージが強くこれまで訪れる機会がな かったのですが、夏もいいよ!と教えてもらい先日初めて行ってきました。トロントから車で2時間弱、半分近くは高速道路利用でとてもアクセスしやすいのが まずお勧めです。
ブルーマウンテンに着いたら、今は芝がむき出しになっている スキー場を横目に見ながらホテルへ。いくつかのホテルに囲まれたエリアの中心にレストランやロープウェイ、アスレチック、ボート乗りなどアクティビティが 集まっていて、何だか可愛らしいディズニーランドみたいなリゾートという印象を受けました。
アクティビティは、ロープウェイ、アスレチック、ジップライ ン、コースター、ウォールクライミング、パターゴルフ、セグウェイ、子供向けプール、サイクリング、ハイキングなど色々あって一日中遊べます。希望するア クティビティによってパスの種類が分かれているので、オンラインで事前に確認して予約購入しておきます。当日は購入した際の確認書を見せてチケット売り場 でパスを受け取ります。
bluemountain我が家のお目当てのジップラインは訪問時にはコロナ対策で残念ながらクローズしていましたが、コースターが想像以上に速くて面白くて子供も大人も楽しめました!今はオープンしているアクティビティも増え、子供向けサマーキャンププログラムもあるようです。
レストランは10軒以上あり、パティオでのんびりしながら食 事するのも気持ちよくお勧め。お店もあって散策も楽しめます。近くにはビーチやゴルフ場、乗馬場もあり、小さいお子さんから大人まで年齢問わず楽しめるリ ゾートです。1泊2日の小旅行にはピッタリのブルーマウンテン、機会があればぜひ行ってみてください!
ブルーマウンテン観光情報(アクティビティ、パス購入、ホテル情報など)
https://www.bluemountain.ca/
日帰りでも楽しめるライス湖(Rice Lake)と周辺スポット
(商工会事務局 酒井智子)
ライス湖(Rice Lake)は、オンタリオ州南東部のノーサンバーランド郡とピーターボロ郡に位置する湖です。釣りで有名なこの湖は、1エーカーあたりの魚の数がオンタリオ州 の他の湖よりも多いと言われており、プロから子供まで、多くの方が釣りを楽しんでいます。また、トロントから約1時間半とアクセスもしやすく、別荘地とい うこともあり、多くのカナダ人が余暇を過ごしに訪れます。
ライス湖の東側に、ヘイスティングス(Hastings) という人口1200人ほどの小さな町があります。この町はライス湖から流れるトレント川に面し、ボート、漁業、観光客の主要な役割をしており、「トレント のハブ」として知られています。また、オンタリオ湖とヒューロン湖のジョージア湾を結ぶカナダ・オンタリオ州南部の水路網トレント・セバーン水路(The Trent Severn Waterway)の一部となっています。
この水路はかつて産業交通・軍事目的で使用されていたそうで すが、現在は主に観光・余暇の為に使用され、オンタリオの「コテージ・カントリー(別荘地)」を横断するための重要な観光資源となっています。また、釣り が盛んなことから“Best Little Fishing Town in Canada(カナダで一番の小さな漁村)”と呼ばれ、2012年にはWorld Fishing Networkにより”Canada’s Ultimate Fishing Town(カナダの究極の漁村)”に選ばれました。
マスキー、ピカレル、カワカマス、ウォールアイ、コクチバ ス、ナマズ、スズキ、クラッピー、ブルーギルが豊富に見られるそうです。水路沿いにあるお店The Water Lily Decor and Lockside Guest Suiteでは、美味しいアイスクリームが食べられます。行きかうボートをみながら食べるアイスクリームは格別です。
ヘイスティングスの東、キャンベルフォード(Campbellford)という街にフェリス州立公園(Ferris Provincial Park)があります。キャンプやハイキング、サイクリングはもちろん、ここには大きな吊り橋Ranney Gorge Suspension Bridgeがあり、なんとその距離は91.44m!橋の上からの広大な景色は圧巻です。
同じくキャンベルフォードにあるオールドミルズ公園Old Mill Parkでは、大きな$2硬貨(Toonie)の記念碑が建てらています。こちらは地元のアーティストによって造られたそうで、その大きさはというと…高 さ8.2 m、直径5.5m!なんともカナダらしい、ユニークな記念碑ですね。
世界最大、淡水湖に浮かぶ島 マニトゥーリン島
(商工会事務局 伊東義員)
Manitoulin五大湖の一つ ヒューロン湖に接し、水がきれいなことで知られるジョージアンベイに、淡水湖に浮かぶ島としては世界最大の島があることをご存じでしょうか。
地図を見ると、かなり大きな島がジョージアンベイの北端にあ ることに気づかれると思います。この島は、先住民居住区となっており、彼らの言葉で「魂の島」という意味がつけらえています。行き方は2つ。一つはヒュー ロン湖に突き出たブルース半島先端トバモリーからのフェリーでいくルート、もう一つはハイウェイ400を北上し、サドバリーから西に進み、島伝いに南下す るルート。どちらも結構な時間がかかるので数日かけた旅程が必要です。
我が家が訪れたのは今から26年も前の1955年。当時、職 場の先輩にここに行くと告げたところ、あそこはカナディアンは行かないところだと、驚かれました。我が家は、フェリーに乗るためにトバモリーで前泊し、島 内では2泊しました。島、東部の先住民居住区を訪れ、村のカフェ(Pat’s Café)に入り昼食をとりましたが、カフェの人も他のお客さんも同じ顔をしているアジア人の我が家を見て、不思議そうな表情をしていました。
カフェの人と会話をして、「どこから来たの?」と聞かれ、 「トロントから来たが、もともとは日本から」と伝えると「日本人に会ったのは初めて」と驚かれました。食事を終え、店を出るとその店の人がわざわざ外にま で出てきてくれて、そのお店のキーホルダーをお土産にくれました。このキーホルダーは今でも思い出にとってあります。
今は、観光産業が収入の中心となっており、昨年予定されてい た60周年のお祭りがコロナで今年に延期されており、7月31日から8月2日の3日間、盛大に開催されるようです。自然がいっぱいで湖も多く、その水は本 当に澄んでいます。東西に長い島ですので、お時間あれば西端にある灯台(写真)へもお出かけください。
アルゴンキンの絶景スポット
(コンテンツライター・編集者 三藤あゆみ)
Algonquinト ロントなどオンタリオ州南部にいる間に、ぜひ一度、特に紅葉の季節に訪ねてほしいのがアルゴンキンパーク(Algonquin Provincial Park)です。トロントから車で約3時間なので、計画次第で日帰りピクニックでも、一泊お手軽キャンプやグランピング、本格カヌートリップ等いろいろな 楽しみ方ができます。
どこまでも続く広大な森や湖を高台や頂上から眺めるには、 パーク内を貫く60号線の南側にあるハイキングトレールへ。南側は、アルゴンキンハイランズと呼ばれる高原になっており、展望台や頂上からの絶景スポット があります。私も、Highland (短いコースならProvoking Lakeまで)、Track & Tower、Centennial Ridge、Booth’s Rockなど主なトレールは全部歩きましたが、夏も秋もとても良かったです。写真はBooth’s Rockです。アウトドア派でないけどきれいな景色は見たいという人や、お天気が心配な時は、ビジターセンターの展望デッキへ行くという手があります。
アルゴンキンでの宿泊ですが、キャンプの場合は州立公園の予約サイトで検索すると、設備一覧やアクセス方法の詳しい情報が掲載されています。あまりハードでないキャンプを1~2泊してみたいなら、60号線から車でアクセスできるオートキャンプ場がいくつかあります。お子様連れキャンプにも向いています。
キャンプはパス…という人は、東側イーストゲートを出てすぐ の、Whitenへ行くと貸しコテージやB&B、グランピング施設もあります。Muskoka側、ウェストゲートに近いところにアコモデーションを探すな ら、Huntsvilleが便利。Huntsvilleにはメトロなどのスーパー、ウォルマート、カナディアンタイヤ、ダラーストア、ファーストフードな どもまとまってあり、たいてい何でも揃います。
メープル紅葉の季節は、週末は特に混雑します。できれば平日 の朝早めにハイキングに行くか、夕方(日没までかなり時間があるので十分楽しめます)がお勧めです。お昼過ぎ到着を目指していくと60号線は渋滞、駐車場 もいっぱいです。紅葉の状況は、アルゴンキンパークのウェブサイトやFacebookでも確認できます。
60号線沿いのハイキングトレールやキャンプ場地図
https://www.algonquinpark.on.ca/pdf/AP_corridor_map.pdf