専務理事のばたばた日記

第180回
5月イベント日 野球観戦日 懇親日
商工会事務局 伊東 義員

Itosan

5月イベント日       30年ぶりの商工会主催スポーツイベント開催
商工会の会員企業数、会員数とも、1990年がピークであった。会員企業数170社、登録会員数800名を超えていた。大まかにとらえれば、現在の倍の規模。当時、補習校では、生徒数も800名前後となっており、現在の借用校だけでは収容できないことから、ノースヨークに分校を開設し、日本からの派遣教員の先生も3名となっていた。

商工会では、毎年3~4月に、スケートリンクを貸し切り、補習校の生徒を招待したスケート大会を開催、親子で楽しめるイベントとなっていた。企業からの参加賞や景品などの提供もあり、商工会らしいイベントだったそうだ。しかし、日本のバブル崩壊後、会員企業でも体制見直し、規模縮小、駐在員減員などが進み、商工会の活動も縮小となり、スケート大会も中止となった。以後、商工会主催の補習校生徒向けイベントは開催されていない。

補習校では、幼稚部、小学部で毎年運動会が開催されている。教育の一環という位置づけではあるが、ご家族の方を含めとても楽しみにされているイベントで、日本の学校の運動会にできるだけ近い形で行われてきた。紅白に分かれ、開会宣言、準備体操、万国旗、応援合戦などが組まれ、保護者の方も参加する競技があり、最後はリレーで熱狂するというもの。補習校で一番思い出に残るイベントと感じている卒業生も多いようだ。

しかし、コロナとなり、2020年、2021年は運動会を実施できなかった。2022年は、学校運営体制の大幅な変更もあり、従来のような形での運動会の開催は難しいと判断。しかし、子供たちの思い出に残ること、みんなで一緒にできることを体験させたいという思いから、補習校の先生方に負担をかけずに、運営委員会・商工会が主催となってスポートイベントを開催することを決定した。

当初、10月くらいを想定したが、気温が下がってくること、2学期は学校行事が詰まっていることから学校と調整のうえ、1学期最後の日、7月23日の午後に開催することになった。場所については、現在の借用校から近いOakwood CIという高校のグラウンドを借りることができた。

早速、運営委員会内に実行委員会を設置し、全体、幼稚部、小中学部の分科会を作り、オンラインで活発な討議検討が開始された。保護者からも実行委員会への参加があり、保護者のご意見も大いに取り入れたイベントにしていきたい。当日の運営には、多くのボランティアの協力が必要。補習校にお子さんを通わせておられる保護者の方に限らず、多くの方のボランティアを求めていますので是非ご連絡いただきたい。

5月野球観戦日 50枚のチケットは3時間で完売
商工会では、家族で楽しめるイベントとして、ブルージェイズの試合観戦、シルクドソレイユの観劇などのチケット優待販売を行い、毎回多くのご家族にお楽しみいただいてきた。ブルージェイズの試合の場合、年間試合予定が決定されると、ブルージェイズ側の商工会アカウント担当から即座に連絡が入り、グループチケットのオファーが来る。

2020年は、一旦購入したものの、試合が開催できず全額払い戻しとなった。2021年は先の見通しが立たなかったことから購入せず。2022年試合予定が決定された2月、アカウント担当から早速連絡が入った。

今年は、ブルージェイズに菊池流星投手が加入したこともあり、また大谷選手のいるエンジェルスとも交流戦で対戦することから、人気はあると見込んだが、一方でその時にはまだコロナの先行きが見えなかったということもあり、購入枚数を控えめに各50枚とし、6月のヤンキース戦と8月のエンジェルス戦の2試合を購入した。

いざ、6月のチケットを会員優待としてご案内したところ、申込が殺到。3時間で完売となってしまった。今から思えば、100枚のチケットを購入しておけばと思うが、過去、売れ残ってしまったこともあり、躊躇したため、多くの方の期待に沿えなかった。申し訳なし。

5月新懇日 新入会員懇親会は大盛況
5月から、トロントダウンタウン、マーカム、ミシサガで昼食会を再開した。さらに、5月末には、2年半ぶりとなるお店での新入会員懇親会を開催した。2年前にはオンラインでの開催はあったが、お店にあつまり、名刺交換から酒盛りという日本独特の懇親会(宴会)は本当に久しぶり。

この懇親会は、カナダに来て2年くらいまでの方、いわゆる新入会員の方を中心とした懇親会。かつても大体20名くらいの方が参加されていたが、今回は25名の参加をいただいた。金曜日の午後7時スタートで、2時間を予定。9時に一旦、締めたが、その後も多くの方が残られ、懇親を深められていたそうだ。この2年間の間に着任された方は、これまで他社の方とお会いできる機会がほとんどなかったと思われ、こうした機会は大変喜ばれたようだ。

この会は、年2回程度開催しているが、新入会員以外の方も参加できるので、次回はぜひご参加いただきたい。