東京では、1年延期となったオリンピックが開催された。賛成、反対、懸念などいろいろな意見があったが、とにかく表面上は大過なく終わったのはよかった。カナダも大選手団を送り、時差がありながらも、わくわくしながら観戦した。
しかし、その後は「観戦」から「感染」に話題が変わり、日本は全国で感染者数が最高数を更新する事態に。その最中始まったパラリンピックだが、やはりオリンピックの盛り上がりに比べると感心も低く、ちょっと寂しい気分。トロントには、車いすバスケットの日本代表チームが毎年のように合宿に来ており、ある年、もってきた炊飯器が壊れて、お米が食べられないという事態になったことがあった。
それを聞き、商工会からおにぎり100個ほど差入れをしたことがあり、それ以来、車いすバスケットのゲームがあると応援に行っている。それまで観戦したことがなかったが、予想以上に激しいスポーツであることに驚いた。
今年のオリンピックで日本の女子バスケットチームが無敗のアメリカには敗れたものの、銀メダルを取るという偉業を成し遂げたが、その試合でも感じたのは、身長は高くなくても、素早い動きと技で立ち向かうことができるということ。
車いすバスケットでも同様で、ジャンプのできない車いすバスケットでは、身長・座高・腕の長さで圧倒的に有利な欧米のチームに立ち向かうには、素早い動きとパスワーク、そしてシュート技術が必要。それを持つ日本チームに期待し熱い試合を楽しみにしている(これが発刊されるときには結果は出ているはず)。
アツいといえば、今年のカナダの夏は、本当に暑い。カナダに約30年住んでいるが、30度超えの気温、体感温度40度という日が1週間近くも続くのが何度もやってくる夏は、初めて。BC州のほうでは、山火事も多く、甚大な被害が出ている。
夏場は活性レベルが高くないと思われていたコロナウィルスもデルタ変異株には通用しないようで、8月に入り、第四波となり、オンタリオ州ではステップ3から次の再開ステップに移行できなくなった。9月からの学校再開、職場復帰計画などにも影響が出ており、ワクチン接種をさらに勧める声、ワクチン接種を義務付けする声がますます熱くなっている。アツいことが多い夏だが、これからは少しクールダウンして、今後の計画を考えていきたいと思う。
(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)