リレー随筆

MLB観戦の本当の楽しみ方
Nippon Express Canada Ltd.  海外業務研修員
小林 優太

私は本来であれば、当社の海外業務研修員として2020年10月から1年間カナダへ派遣される予定でしたが、新型コロナウィルスの影響を大に受け、約1年9カ月遅れでの派遣となりました。最初の1カ月半はバンクーバーで過ごし、8月中旬にトロントへ異動致しました。

私は小学生の時から大学生まで野球を続けていた野球少年でしたので、野球人としてMLB(Major League Baseball)を生観戦することが大きな夢の一つでした。初めてMLBを観戦するきっかけとなったのが、昨年8月下旬でした。エンゼルスの大谷翔平選手が試合でトロントに来るという情報をキャッチしていた為、トロントに異動してからすぐにチケットを購入し、初めてロジャーズセンターへ行きました。

スタジアムに入った瞬間、私はその雰囲気に圧倒されました。スタジアムと観客の雰囲気、どれをとっても最高で、今でもあの瞬間は忘れません。その後わかってはいたものの、MLB観戦にどっぷりはまってしまい、この1年間で計7回観戦しました。

昨シーズンは座って観戦しておりましたが、今年に入ってからは外野の立見席(WEST JET FLIGHT DECK)が多く、この立見席がなんと$20前後!立見席にし始めたのは、同じ世代の他社の方々(大変恐縮ながら友人と記載させて頂きます)と「あーでもない、こーでもない」とだらだらお酒を飲みながら話ができるためです。座りながらの観戦ですと複数人では話ずらい部分もあり、立見席の方が値段も安く、個人的には立見席でのMLB観戦をお勧めします。

といいながらも話とお酒に夢中になりすぎで全然プレーを見ていない事もありました(笑)。きっと自分はMLBのプレー自体も好きなのですが、MLBのスタジアムの雰囲気が好きなんだろうなと実感しました。最高の雰囲気と最高のプレー、最高の天気、最高の友人とお酒を飲みながら観戦するMLBは、格別でした。皆様もこのようなMLBの楽しみ方を是非トライしてみてください。

私は6月末に日本へ帰国のため、この記事がアップロードされている頃には日本にいるかと思います。仕事柄、カナダで出会う日本人の方々はほとんどの確率でお客様なのですが、MLB観戦やその他プライベートでも素晴らしい時間を共に過ごさせて頂き、大変感謝しております。1年間という短い間でしたが、皆様お世話になりまして本当にありがとうございました!またいつかどこかでお会いできることを楽しみにしております。