リレー随筆

トロントMuseum紀行
Panasonic Canada Inc.
河村 有莉

AGO

皆様こんにちは、Panasonic Canada Inc.の河村と申します。トロントに住み始めて約9か月、この間にプライベート、仕事両面でいくつかのトロントのMuseumを訪れてきました。日本でも地元の美術館が特別展をする際には訪れたり、瀬戸内海の直島・豊島の美術館に行ってみたりちょこちょこ美術館巡りを楽しんでいた私ですが、トロントでも伝統的な美術館・博物館から最新のデジタルミュージアムまで、非常に刺激的な体験ができています。

まずトロントに来て初めて訪れたのはAGOです。カナダアートを含む計8万点以上の作品を所蔵し、来場者はカナダ最大を誇る美術館ですが、訪れてみると料金表には25歳以下無料の文字が。残念ながら私は訪問の1か月前に26歳の誕生日を迎えておりその恩恵にはあずかれませんでした。しかしこのような若年層への配慮や、水曜日18時以降は入館無料など、アートへのアクセスの敷居が低いことは非常に魅力的に感じます。

作品の中では草間彌生のINFINITY MIRRORED ROOMが印象に残っています。整理券を取り、少し列にも並びましたが、グループごとに作品の部屋に入り決められた時間内で思い思いに過ごすことができる体験型のアートでした。私は写真撮影に必死で、豊かにアートを嗜む余裕はありませんでしたが。(笑)

Immersive Disney Toronto

つい最近でいくと、ダウンタウンで2022年12月21日からオープンしたImmersive Disney Torontoを訪問してきました。2023年ディズニーアニメーション100周年を記念し、世界各地で開催予定の360°プロジェクションマッピング展示の世界初公演が我らがトロントからスタートしています。私も年末に見てきましたが、大迫力のスクリーン、またピーターパンからアナ雪まで幅広いディズニー映画の名シーンと、人の動きに追随して変化するコンテンツなどが魅力的で特に子どもたちが走り回って楽しんでいたのが印象的でした。

この他、ROMのFantastic Beasts展やモントリオール美術館なども様々な趣向が凝らされた展示がされており何度でも行きたいと思えるような素敵な場所でした。今年は赴任以来まだ行けていないバンクーバーも含め、またMuseum巡りをしていきたいなと思っています。