ポットラック(Potluck)パーティー トロントならではの多国籍な料理で
広報委員

昨年末、広報委員会でポットラック忘年会を開催しました。「ポットラック」とは、参加者がそれぞれ料理を持ち寄って楽しむスタイルのパーティー。今回は、2024年12月に開催した会で皆さんが持ち寄ってくださった美味しい料理をご紹介します。
<ギリシャ風スブラキ>

主人の得意料理であるギリシャ風スブラキを持参して皆さんに食べて頂きました。
オリーブオイル、塩、胡椒、レモン汁、ドライのオレガノに漬け込んだ角切りの豚肉とパプリカ、紫玉ねぎを串刺しにしてBBQ で焼いたものです。ギリシャヨーグルトとみじん切りしたディル、おろしたニンニク、塩を混ぜて作ったクリーミーなタジキソースを添えて。食べてくださった方から豚肉の脂身まで美味しいと嬉しいお言葉を頂きました。BBQがまた使える季節になったら是非、お試し下さい。(デグルート)
<パッタイ Pai>

トロントの人気タイ料理店「Pai」。ダウンタウンとエグリントンに店舗があり、本格的タイ料理をカジュアルな雰囲気と手頃な価格で楽しめます。タイ風焼きそばのパッタイ(Pad Thai)は、辛いものは苦手という方にもおすすめの一品。
モチモチとした平たい太麺、牛ひき肉、エビ、野菜などがたっぷり入って味付けも食べやすく、大人にも子供にも人気です!ボリュームがあるので何人かでシェアするのもピッタリ。鶏肉、牛肉、豆腐&野菜、エビ、エビ&鶏肉などいくつかパッタイの種類があります。($23.50〜$29.50) (増田)
<Crispy Beef 脆牛 Hong Shing 康城>

Uber Eatsで15,000レビュー、評価4.6と評価が高かったので利用してみました。注文したのはお店の定番メニュー「Crispy Beef 脆牛」。
牛肉を甘辛のタレと唐辛子と一緒に炒めたもので、ガーリックも効いていて“ザ・おつまみ”といった感じです。噛むとじわっと肉とタレのうまみが舌に広がり、ピリッとした辛みもアクセントになって、ビールはもちろんのこと日本酒にも合いそうな味付けでした。気になる方ご賞味ください!その他、チャーハンやチャーメン(炒麺)もおいしそうなお店でした。(引地)
<ジャークチキン Jerk King >

スパイスの香りが食欲をそそる Jerk King のジャークチキン。一口食べると炭火の香ばしさとピリッとスパイシーな風味が広がります。外はカリッと焼かれ、中は驚くほどジューシー。辛さの奥にほんのり甘みも感じられ、クセになる味わいです。付け合わせのライス&ピーズはココナッツの甘みが、ピリ辛チキンとの相性抜群です。ジャマイカの本場の味を手軽に楽しめる、スパイス好きにはたまらない、またリピートしたくなる一品です。値段もお手頃です。(酒井)
<佐藤家秘伝 ごぼうのきんぴら>

牛タンの低温調理ローストと、佐藤家秘伝(と言いたいところですが実は適当)のごぼうのきんぴらです。牛タンのローストについては他の記事でもご紹介しているので、今日は我が家の隠れたスーパースター”ごぼうのきんぴら”について。実は子どもの頃、ごぼうのきんぴらは遠足のお弁当に入っているとテンションが下がるおかずの代表格でした。でも、日本を離れてカナダで暮らすうちに、あの素朴な味が恋しくなり、試しに作ってみたら… これが驚くほど美味しい!以来、ホームパーティーで持参すると必ず喜ばれる定番メニューになりました。

味付けはシンプル。ごま油を効かせ、和風白だしと醤油で深みをプラス。仕上げにすりごまを加えると香ばしさが増し、ごぼうの甘みが引き立ちます。ポイントは「ごぼうの切り方」。斜めにスライスした後、繊維に沿って細く千切りにすることで、食感が繊細になり、調味料がしっかり絡みます。ちょっとした手間で、食卓のスター級の仕上がりに。アレンジも自在。鶏や豚のミンチを加えれば、ご飯が進むおかずに変身。「千切りが面倒…」という方は、ぜひ私をホームパーティーに召喚してください!(佐藤)

最後に、パーティーにおすすめの手ごろなワインをご紹介します。「BREAD & BUTTER」は米カリフォルニア州ナパバレーのワイナリー。何と言っても名前が覚えやすく、エチケットもシンプルかつスタイリッシュ。
中でも私のお気に入りは、カリフォルニアらしい樽香たっぷりのシャルドネ。ナッツやバタートーストの風味を持つ、ふくよかな味わいです。ですが今日は、セール中だったピノ・グリとカベルネ・ソーヴィニヨンをチョイス。
ピノ・グリは上品な酸味がさわやかな、軽めの口当たり。冬に常温で楽しんでも、夏にキリっと冷やしてシーフードなどに合わせてもよさそう。
カベルネ・ソーヴィニヨンはモカやチョコレートのような濃厚さがありながら、タンニンがギシギシするわけでもなく、ちょうどこの日に供された牛タンや串焼きなど油分の少ない肉料理にぴったりです。
日本で買えば1本4000円は下らないBREAD & BUTTERが17ドル(セール価格。通常は19ドル)で買えるなんて、NAFTA*(注)ばんざい!と思っていたら、「トランプ関税」でカナダとの自由貿易協定が瓦解の危機に。現在は、LCBOでの購入はできません。*(注)現在はUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)。だけどどうしても覚えられない昭和世代。(佐々木)
どの料理も美味しく、心温まる時間になりました。