2023年1月27日(金) トロント日本商工会 新年懇親会を開催しました。
昨年は、1月に入り準備も佳境に入ったところでコロナ感染が拡大し、急遽ホテル側からの申し出で中止とせざるを得ない事態となり、やむを得ず3月の会員総会と合わせた懇親会としました。しかし、今年はコロナ規制も撤廃され2020年以来3年振りの新年懇親会を開催することができました。
会場は交通の便を優先し、TTC地下鉄が利用でき、ハイウェイ401からも近いノースヨークのNovotel Hotelに変更しての開催としました。ただ、従来の会場(200人~400人)に比べると狭いことから、会員限定として定員150人で申し込みをお受けし、最終申し込みは140人ほど。想定通りでの規模で開催することができました。
遠くは、200キロ以上離れたところから参加してくださった方もおられました。また、この新年懇親会に参加したいという要望で、入会いただいた方も数名おられ、商工会入会価値がこうしたネットワーキングにあることも実感しました。
お楽しみの福引景品は、52社116品となり、3人に2人は当たるという過去最高の当選率となりました。航空会社からも、エアカナダ、日本航空、デルタ航空から日本行き航空券やそれに相当するマイレージの提供があり、大いに盛り上がりました。
盛り上げたのは、このところ商工会イベントで毎回お願いしている近鉄ワールドエクスプレスの岡田氏。状況に応じて臨機応変に対応していただき、日本人の集まりとは思えないイベントとなりました。
新年懇親会は、チャリティーイベントとして位置付けており、企業さんへの要請と、参加費10ドルを含めさせていただいている。今回は、38社から企業寄付をいただき、8425ドルをお預かりしました。この寄付金は、トロント地区で日系人のために活動しているジャパニーズソーシャルサービスに寄贈することが理事会で決定しています。参加費に含まれる10ドルについては、補習校が校舎を借用しちえる現地校に寄付することとなっています。
開催後、会員向けアンケートを実施したところ、概ねよかったという声が大半で3年ぶりの新年懇親会開催した意義がありました。一方で会場については検討すべき点をいくつかご指摘いただきました。
まずは、会場の広さ。最大200名(シアター形式)の会場であったが、丸テーブルでの設定では、140名分の設定はやはり十分ではありませんでした。テーブル間のスペースがなく、挨拶のために動くことが難しかったのが実態。会場を決めたときから承知していたこととはいえ、想像以上に狭くなってしまったことは大いに反省する必要があります。
懸念していたのは、食事サーブ。心配した通り、2時間での4コースサーブは予想以上に時間がかかり、閉会となった時点でもメインディッシュがサーブされないということが起きてしまいました。参加された方には大変申し訳ないことをしました。
以前は、新年懇親会でミュージシャンのパフォーマンスなども取り入れていましたが、準備、設定、費用に加え、会の時間設定が難しく、さらに会員からは賀詞交換会としての位置づけを求める声が多かったことからパフォーマンスはやめ、会員同士のネットワーキングの時間を取るように変更してきました。しかし、今回は、福引が多かったこと、食事サーブが遅かったこと、狭くて移動するのが難しかったことなどが重なり、もっとネットワーキングできる時間とスペースが欲しかったという声を多くいただきました。
交通の便と、十分な広さと食事の質とサービスを両立でき、料金的にもリーズナブルな場所を見つけるのが今後の課題となりました。
また、開催日についても例年1月下旬の金曜日に設定していましたが、遠方の会員からは、土曜日など就業時間と移動距離を心配しない曜日設定を希望する声もいただき、今後検討していきたいと思います。