こんなことしてます みんなのグループ・団体活動

「日曜スケートボード・クルー」
AIR CANADA 橋本 マーク

スケートボード

「Ladies and Gentlemen, Good Evening!」とマイクをもって挨拶の始まりをしたいところですが今回は変わってこのような形である団体を紹介させて頂きたいと思います。その名は「Sunday Skateboard Crew」訳して「日曜スケートボード・クルー」。

東京オリンピックで男子と女子スケートボードで金メダルをとったのが日本人であったことから、スケートボードが一気に日本全国で注目を浴びる事になった。「第72回NHK紅白歌合戦」でもマツケンサンバで松平健が黄金色のスケートボードに乗って登場するほどのスケボー・フィーバー。スケートボードの魅力が広がりつつあるのは個人的には嬉しい。今では多くの人が習い始めたり、しばらく乗っていなかったが、再度挑戦し始めるという人も増えてきた。

息子たちは2歳の頃からスケートボードに触れ始め、7歳と5歳になった今では既にスキルでは越されてしまった。インスタに子供たちの成長ぶりをポストしていると、去年の夏頃、友達から「教えてほしい」、「一緒に滑りたい」と声が上がり、連絡を取りあえるチャットグループをスタート。

レッスン

仕事や子供の都合で皆が集まりやすい日曜日に、トロントに数多くあるスケートボードパークのどこかで集合し一緒に滑り始めると、週末が更に待ち遠しくなってきた。以前からもっていた「日本人でスケートボード・コミュニティーが出来たら面白そう」と言う思いが形になってきた。友達が友達を紹介し、家族4人で始めたスケートボードはいまでは20人以上のコミュニティーになった。

スケートボードは一見、ただ板にウィールが付いたものに乗って滑るように見えるが、熱中していく程そこには過去の僕には気づかなかった奥深さがあった。高い位置からのドロップインは失敗したら絶対痛い。でもそこには仲間たちや周りのスケーターが口そろえて言ってくれる。「Believe in yourself」、「You can do it」。気持ちを入れ替えて向かった先はそれほど怖くもなかった。

人生も同じだ。挑戦しないで「怖い」、「失敗したくない」だけが目先にあると前に進めない。一度でも腹をくくって飛び込んでみれば世界が変わる。仮に転んだとしてもそれは成長の過程だと思い、また挑戦すればいいだけの事だ。大人だけでなく子供達にとっても最高なメンタル・トレーニングである。

コロナの影響でロックダウンの事もあるが、通常は冬の間室内のパークもあって年中楽しめるスケートボード。子供から大人、初心者からアドバンスまで自由参加。初めての方には必要な防具やスケートボード選びも手伝います。今年一緒に「Sunday Skateboard Crew」とスケボーを「寅い」しませんか?興味ある方は是非連絡お待ちしております。

スケートパーク
室内パーク

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