トロント日本商工会の皆様および『とりりあむ』読者の皆様、ご無沙汰しております。2018年10月から2021年9月までの3年間、ミシサガ市のMHIカナダエアロスペースに出向で勤務しておりました福田です。在任中は商工会の皆様方にたいへんお世話になりました。当時のことでは商工会の親子向け夏休み企画で弊社の航空機主翼・胴体組立工場をご案内する機会があり、多数のご参加を賜って盛況であったことが印象に残っております。

本邦帰任先は東京丸の内にある民間機セグメント営業推進部という部署で、引き続き民間航空機の主要構造コンポーネントを完成機メーカー(OEM)に供給する営業業務に従事しています。

コロナ禍により2020年に激減した生産量は回復トレンドにあり、航空旅客のボリュームはほぼコロナ前に回帰しつつある模様ですが、一方で過去3年間の低操業によるインパクトは大きく、いずれのOEMも多かれ少なかれサプライチェーンに係る問題その他を抱えて苦闘している状況のようです。

仕事上のことがらのみならず、身の周りでも例えば「人員不足のため休業」という飲食店があちらこちらで見られたりして、もはやコロナ前の環境にそのまま戻ることは無いようですね。

話は全く変わりますが、その他に最近の私的関心事項と言えば囲碁AIの普及でしょうか。在トロント中、本誌のトロント新任者インタビューでも少し触れさせて頂きましたが、コンピュータのディープラーニング適用でこのゲームにも革命が起きたなというのは素人の私にも実感されます。

もはやトッププロもAIから教わる時代ですが、最近ではフリーソフトで抜群に強い囲碁AIも出てきたらしく、素人でもちょっと良いパソコン使えば導入できるようです。わりと本気で妻に「スカイネットが自我に目覚める日も近いぞ」と言っては苦い顔をされています。昭和ですみません。

なお、写真は今年のゴールデンウィークに青森の奥入瀬渓流で撮ったものです。元来重度のインドア派だった妻が、今ではカナダの自然が懐かしいと言っています。

最後に、これからコロナ前とはやや異なるノーマルライフに戻っていくと思いますが、在カナダの皆様にも、またそれ以外の方々にも益々のご健康とご発展を祈念致します。今後ともよろしくお願い致します。(この原稿作成に生成AIは使っていません。一笑)