あの人は今・・・ トロントOB 便り

アクティブワークでコロナ禍を吹き飛ばせ
伊藤 尚峰 農林水産省(前・在トロント総領事館)

Mr Ito
シュツットガルトのG7会合会場にて

とりりあむ読者の皆様こんにちは。昨年7月まで在トロント総領事館でお世話になっておりました伊藤尚峰です。在任中の3年間は公私ともに大変お世話になり、ありがとうございました。

現在は、出向元である農林水産省に戻り、輸出・国際局という部署で大臣等の海外出張を企画運営する仕事に携わっております。帰任してからこの1年間で、昨年9月にフランス、イタリア、今年5月にタイ、シンガポール、ドイツ、6月にスイスへと、コロナ禍とは思えないほど世界を駆け回り、アクティブに仕事をさせていただいております。

このように海外渡航するたびに大変なのは各国のコロナ対策です。どこの国へ行くにも入国条件が異なりますので、毎回それを調べることから始まります。ビザ、陰性証明書、ワクチン接種証明書、携帯アプリ、海外旅行保険の加入など必要な書類や手続きは国ごとにさまざまで、出張が決まってから2、3週間ほどの短期間で間違いのないように準備をするのは、まるで綱渡りのようです。欧米では既に大幅に規制緩和がなされていますが、アジアはまだまだ様々な条件を設けている国が多いようです。

先日、「日本もG7諸国並みに円滑な入国が可能となるよう緩和を検討する」との発表が岸田総理からなされました。来年は日本がG7のホスト国でもありますので、この日本の規制緩和が、欧米地域に負けないアジア地域の経済交流と景気の回復につながってくれればと期待しています。

さて、プライベートの方ですが、こちらもアクティブに過ごしています。トロントのおいしいクラフトビールとバーフードですっかり溜め込んでしまった体重を落とすため、筋トレ中心のパーソナルトレーニングに通い始めました。

効果はバッチリ、帰任直前に記録した人生最大体重(数値は内緒です・笑)から15kgの減量に成功しました。昔の服が再び着られるようになったり、長い階段を軽やかに登れるようになったりと生活が一変して楽しくなってきました。ここまできたら腹筋が縦に割れるまで挑戦してみようと思っていますが、やりすぎで日々のトレーニングと食物制限が嫌にならないよう、適度のバランスを保つのがこれまた難しいところです。

日本はオミクロン株B.A.4、B.A.5による第7波が収束に向かっており、繁華街の人通りも多くなってきました。人々がアクティブになりすぎて第8波を招くのは避けたいところですが、人々が適度にソーシャルディスタンスとアクティブさを保ちながら、コロナに遠慮しない心身ともに健全な生活を送れる日が長く続くことを願ってやみません。