진짜　맛있겠다（ちんちゃ　ましけった）とは、韓国語で「マジでおいしそう」の意。

前回の生肉礼賛記事で多少の反響をいただいたことに気を良くし、「生肉といえばユッケ！」ということで、第２弾としておいしいユッケが食べられるお店をご紹介します。

●Comma

490 Queen St W, Toronto, ON M5V 2B3
(416) 350-5556
commatoronto.com

こちらのユッケ（Beef Tartare）は、卵黄をディップし、揚げた韓国海苔にのせて食すスタイル。千切りリンゴのシャキシャキ感がほどよくさわやかな、正統派ユッケです。正直、揚げなくていいからもっと海苔の枚数が欲しいところではありますが…

このほか、他ではあまり見かけないカンジャンケジャン（Soy Marinated Crab）もあり。カナダではなじみが薄いと思われるため、メニューに食べ方の動画が紹介されていました。スンドゥブチゲもおいしいですが、日本人は少しマイルドにとお願いした方がいいかも。本場の容赦ない辛さ＆赤さの鍋が出て来ます。

たまたまだったのかも知れませんが、私たちが行った日はホールスタッフが１人しかおらず、やや人手が足りていない感じ。でも、グラスワインはないのか聞いたら、ないけど一昨日にカクテルを作るため開けたボトルがあるからそれでよければ無料で、とサービス精神はなかなか。結局、3杯もタダ酒をいただきました。予算１人70ドル程度～。

●Takja BBQ House

962 College St, Toronto, ON M6H 1A5
(647) 638-7368
takja.ca

こちらのユッケには、ほろ苦いトレビスがお供に。松の実と芽ネギのアクセントが見た目にも美しく、サラダ感覚で食せます。この後のSurf & Turfに備え、ちょっと軽めの食感が嬉しい。

続いて焼く方のお肉。ハンサン（Hansang「テーブルいっぱいの料理」の意）というコースはお一人様135ドル。お肉はシェフのおまかせで、この日はイベリコ豚や熟成和牛などボリュームたっぷり。スタッフがつきっきりで、ちょうどよい焼き加減に仕上げてくれます。

デザートは圧巻のピンス（Bingsoo、韓国風かき氷）。フレーバーはコーヒー＆ヘーゼルナッツかブルーベリーチーズケーキの二択でした。一見その量に圧倒されますが、意外とあっさり完食。日本のかき氷とは全く違うふわふわの口どけで、ほとんど水と空気だから罪悪感も少ない、はず（と自分に言い聞かせる）。予算１人150ドル程度～

●The Owl’s Meat Shop

5334 Yonge St, North York, ON M2N 5P9
(416) 226-4848
https://www.owlsmeatshop.com

3軒目はレストランではなく、ノースヨークの韓国系お肉屋さんです。

レストランで供される量では物足りない！という向きは、こちらで冷凍ユッケ肉を購入し、ご自宅で楽しんでみるのはいかがでしょうか。

自然解凍し、添付のタレを混ぜるだけ。タレはかなりニンニクが効いているので、お好みで量の加減を。私は市販の焼肉のタレと１対１で混ぜてみたら、かなりいい感じでした。

オンラインショッピングもあり。

https://www.owlsmeatshop.com/product-page/%EC%9C%A1%ED%9A%8C-15-99-lb

このほか、タレの手作りもおすすめです。レシピサイトを検索するとコチュジャンベースの作り方が多く見られますが、韓国では、実は伝統的ユッケにコチュジャンは使わないのだとか。

そこで、韓国人の友人が教えてくれたレシピを最後にご紹介しておきます（ほぼ原文ママ）。

＜ユッケのタレの作り方＞

plum extract (or sugar) 1 spoon　＊（注）
韓国の梅シロップ。なければ砂糖に置き換えます
salt 1/2 spoon
Pepper tap
shredded garlic 1 spoon
チューブのにんにくを使ってもおいしいですが、実際ににんにくを切って入れるともっとおいしいですよ
soy sauce 1 spoon
sesame oil 1 spoon
sesame seeds 1spoon
味が足りなければ塩、梅シロップをもっと入れる

ワケギの追加、おいしいです
卵黄！

＊（注）梅シロップは韓国スーパーで購入可。粘度の少ないノンアル梅酒という感じで、ヨーグルトにかけたり炭酸で割ったり、他にも美味しく使えそう。