トロントOB便り 伊藤大悟(株式会社コーソル)

日本とカナダのハイブリッドスタイルで!
伊藤 大悟
(株式会社コーソル 企画&マーケティング部 兼 海外事業推進部)

トロント日本商工会の皆様、お久しぶりです。コーソルの伊藤大悟です。2019年8月から5年間のトロント駐在を経て、2024年7月末に日本へ帰国しました。

トロント在任中の前半はCOVID-19による制限もあり、日本に残した家族とも会えず苦しい日々が続きました。一方で、2021年4月から2024年3月までは商工会の理事を務めさせていただきました。制限が緩和された後、チャリティゴルフ大会、新年懇親会、補習校スポーツ大会等を通じて会員・理事の皆様と交流の機会を多く持つことができたことは、私にとってかけがえのない財産となっています。トロントで得たご縁に心より感謝しております。

弊社は社員160名の小さな会社で、Oracleデータベースのプロジェクトや運用支援サービスを提供しています。海外拠点はトロントしかありません。そういった台所事情もあり、帰国後も東京の本社で新サービスの企画に携わる傍ら、「海外事業推進部」という私一人の部署を兼務しています。カナダや米国のお客様に向けた営業やカナダオフィスのサポートを担当する形で、引き続き北米ビジネスにも関わるハイブリッドスタイルです。

年に2回程は北米へ出張に行っていますし、同じくトロントで活躍するAyudante様、Beyond GTA様との共催で「北米ビズ×テック・セミナー https://na-biztech.net/」を隔月開催しています。そちらにも日本から登壇しているので、オンラインで私の顔を見たことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんな訳でトロントにいる顔なじみの方々からは「久しぶり」の印象はないだろうなと思いながら、本稿を書いている次第です(笑)。

駐在中は単身赴任だった為、日本に戻ってからは家族と過ごす時間を取り戻しつつ、トロントで交友のあった方々とも毎月のように親交を温めています。むしろ帰国後のほうが親しい方もいるくらいです。プライベートでも、日本の美味しい食事やお酒をカナダの友人・知人と共に愉しむ「ハイブリッド」なスタイルを満喫しています。

帰国後はトルドー前首相の退任やトランプ大統領の「51番目の州」発言など、日本でもカナダのニュースを日々目にし、一年前には考えもしなかった大きな変化を痛感しています。それでも、私にとってトロントは変わらず「第二の故郷」であり、ひとたびピアソン空港に降り立てば懐かしい空気に心が踊ります。

今後も出張やウェビナーの機会を通じて、「あの人は今」ではなく「この人が伊藤さんか」と新たな出会いも重ねていきたいと思っております。トロントの皆様、引き続きこれからもよろしくお願いいたします!