トロント補習授業校 卒園卒業式報告 令和7年度 近藤仁巳校長

トロント補習授業校 令和7年度「卒園・卒業式」
トロント補習授業校

greeting
松永健総領事ご祝辞

令和8年3月21日㈯に本校から、幼稚部38人、小学部33人、中学部20人、そして高等部8人の、合わせて99人が巣立ちました。式には在トロント日本総領事館から松永健総領事をお招きしました。また、学校運営委員長である久保篤様はじめ運営委員の皆さまにもご臨席いただきました。

松永総領事からは、「99人の一人一人が、これまでの学びを糧として夢に向かって自ら考え行動し、心豊かで新たな社会を切り開いていくよう願います。そしてこの99人の若い人たちの今後の歩みに寄り添っていかれるご臨席の皆様に私も心寄せさせていただき、また総領事館としても引き続きトロント補習授業校を支援させていただきます」とのご祝辞を頂戴いたしました。

式中の「わかれのことば」(答辞)では、幼稚部卒園児からは、思いを込めた替え歌で「思い出のアルバム」の歌唱披露がありました。

小学部卒業児童からは、現地校での交友関係での焦りを感じていたとき、補習校での交流を通して、クラスメイトもそれぞれに孤独や苦しみを経験しつつ逃げずに向き合い、乗り越えてきたことを知り、自分は一人ではないと安心できた経験が語られました。

greeting
卒園卒業証書授与

中学部卒業生徒からは、自分の居場所として、ありのままの自分でいられ、自分の心を支えてくれる場所であり、迷いが沸き上がった時も本来の自分を思い出させてくれる、自分にとって補習校とはまさにそのような場所でした、という本校への思いが聞かれました。

高等部卒業生からは、補習校ではバックグラウンドや通う目的が異なっても同じ言葉を分かち合える仲間がいること、そして、様々な文化の間で揺さぶられ、自分の価値を見失いそうになっても自分の原点に戻れる救いの居場所だった、との本校での体験が語られました。

子どもたちが在籍する学部、年齢は異なっても、週一回の補習校が多くの卒園卒業生にとって、仲間と考えたり笑ったりして一緒に過ごした時間は、在外の環境で育っていく上での大きな支えとなっていたようでした。

卒園卒業生には、4月からも補習校に通い続ける子、帰国して新たな学校へ入学する子、他国へ引っ越して新たな環境で学びを続ける子など、様々です。トロント補習授業校に集い、一緒に学び、過ごした日々の経験を胸に、それぞれの場所でも笑顔で、健やかに育っていってほしいと願っています。