専務理事のばたばた日記 

第166回

itosan

商工会事務局 伊東 義員



2月ニューサービス日  新しい商工会サービスのあり方を考える
     

コロナによるパンデミックが宣言されて早一年。昨年の緊急事態宣言直後は、どうしたらよいのか右往左往した。在宅を余儀なくさ れオンラインとならざるを得ない環境下、とにかくオンラインプラットフォームを使うことが最低条件。これまでに使ってきたプラットフォームは、 SKYPE、 ZOOM、MS TEAMS、GOOGLE MEETS、 WEBEX、SPACIALCHATなどなどがあるが、1年近くたってなんとか通常の使い方であれば操作できるようになった。

ZOOM以外は無料版を使っているが、その機能面で大きな問題はない。当初、無料、のちに機能制限がかかり有料版への切り替えを求められたものもあるが、 そのあたりはうまく使い分けていけばよいと考えている。ほとんどの場合、TV会議としての使い方なので、ビデオ映像と会話、そして資料画面共有ができれば こと足りる。

ただ、商工会がイベントを主催する場合には、制限や管理なども必要となることから、ZOOMだけは有料版を購入し、その豊富な機能を活用している。これま でにTV会議以外で主催したものでは、オンライン新年懇親会、コロナ医療セミナー、交通法規2019ビデオセミナー、新入会員懇親会などがあるが、それぞ れのプラットフォームを使うことで、十分目的は達せられるように感じている。

補習校の卒業式、入学式も商工会ZOOMアカウントを使って、セットアップを行った。100名というアカウント制限はあるものの、アイディアを出してどう活用していくかが企画段階の醍醐味。こうした1年の経験から、今後の商工会の活動を見直してみようと思っている。

まずは、訪問、面談。商工会には、会員さんの訪問はもとより、会員以外の方の訪問も頻繁にある。これまでは電話やメールでアポイントを取っていただき、事 務所にて対面でお会いすることが通常であったが、今後を考えると事務所で直接お会いする機会は激減することは確実、TV会議に代わっていくことだろう。

まったく同じことが会員企業訪問でも考えられる。約100社の日系会員企業について、毎年20社ほどの企業訪問を行ってきたが、遠方にある企業さんの場合 には、一日がかりとなることもある。しかし、TV会議を使うと移動時間は考える必要がない。TV会議だと話すタイミングや間の取り方でややぎこちない場合 もあるが、それも慣れていくのだろう。

商工会が力を入れているビジネスセミナーについては、ほぼ100%オンラインウェビナー形式になると予想している。会場に集まるセミナーは会員同士のネッ トワーキングの場となっており貴重な機会となっているが、接触を最低限にするという意味では、人数制限もしなくてはならず、これまでとは違った形とならざ るを得ない。

対面とオンラインというハイブリッドセミナーも考えられるが、それならばほとんどの人はオンラインを選ぶのではないかと考えており、費用の掛かる対面会場セミナーはどんどん少なくなっていくのではないだろうか。

ネットワーキングはやはり対面を望む声が多いような気がする。オンラン飲み会、オンライン懇親会も慣れてきたが、会話を楽しむという面では制限が多い。や はり、ワイワイ話し合うという場が求められているように思う。年間20回程度行っていた昼食会などは、少人数で行えるので、規制が緩和され、店内・屋外飲 食ができるようになれば、また昼食会を再開したい思っている。

また、ネットワーキングの形も、多くの人が参加しやすいように枠を考え直そうと思ってる。新年懇親会、新入会員懇親会に加え、県人会、(すでに一部では行われているが)地区別懇親会なども取り込んでいき、企画への参加型イベントを増やしていきたいと思っている。

家族優待イベントはまったく実施できなかった。これまで例年行っていたシュガーシャックツアー、野球観戦、シルクデソレイユ観劇、NHLゲーム優待など は、イベントそのものが実施されなかった。今後、イベントが再開されれば、また実施していきたい。限られた駐在期間にできるだけカナダ、トロントならでは の体験と思い出を作っていただきたい。

そして最も力を入れたいのが、情報共有サービスと個別問い合わせサービスの充実。オンライン環境と、アンケートツールなどを使い、ビジネスに直接関連しな い領域も含め、多くの会員が知りたいと思う情報について、会員からの情報提供と商工会事務所で収集した情報を一つにまとめ、共有する体制を作っていく。こ れこそ、ネットワークに価値がある商工会活動に求められるものではないかと気づいた。

新しい環境に応じた会員サービスの創造、ますます楽しみである。


(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)




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