専務理事のばたばた日記 

第163回

itosan

商工会事務局 伊東 義員



11月会議日  世界中どこの会議でも参加できる

コ ロナ禍となり、人が集まる機会がほぼゼロになった。例年であれば、秋はいろいろ な企業・団体が様々なイベントを開催する時期。仕事柄、トロントボードオブトレードや法律事務所・会計事務所・コンサルティングファームなどが開催するセ ミナーにほぼ毎週のように参加する時期でもあったが、今年はすべてオンラインでの参加。

以前から、オンサイトとオンラインを選べるケースはあり、だんだんと増えてきてはいたが、やはりすべてがオンラインとなると、オンサイトでスピーカーから直接聞くことが懐かしくなる。

オンラインでのウェビナーが増えると、安易に申し込んでしまうことも多くなった。会場への移動時間が必要なく、多少時間が重なっていても、切り替えることができるので、一日に3つもウェビナーを入れてしまうことも。

当 然、画面を見て、視聴している時間が長時間になるので、在宅の利を活かして、 ウェビナーを視聴中は、立ち上がって運動していることが多い。外部スピーカーを接続し、音声を大きくし、大き目のディスプレーに画像を出している。たいし た運動にはならないが、長時間座って腰が痛くなるよりはいいのではないか。

オ ンラインでの会議やウェビナーが行われるようになり、トロント以外の地にある団 体が主催するものにも参加できるようになった。米国や日本の企業・団体が主催するものを見つけ、参加しているが、その視聴者対象が北米在住者か日本在住者 かによって、開催時間が大きく違う。北米在住者が主な対象者であれば、東西3時間程度の時差があっても十分無理のない時間帯に収まる。しかし、日本在住者 を対象としたものだと、開催時間に合わせるのがつらい時がある。11月15日に日経新聞社が開催した「Nikkei Super Active Aging Society Conference」は、開始時間が日本時間で午前9時、終了が午後5時40分。これを視聴するには、前日夜の午後7時から夜中の午前3時40分の時間 となる。

高 齢化対策では、世界で先端を走る日本の現状について、日米のさまざまな有識者が いろいろな側面から講演、ディスカッションをする構成で、非常に興味深かった。ただ、さすがに8時間以上のウェビナー視聴は疲れた上、夜中12時以降は眠 気との闘い。時々意識がなくなり、気づいたときには次のセッションになっていたことも。

10 月23日に開催された日経・CSIS共催シンポジウム「日米新政権と米中相克 の時代」も、とてもよいイベントだった。河野太郎行政改革・規制改革担当大臣(前防衛大臣)、北岡伸一国際協力機構理事長、ジェームス・スタインバーグ元 米国務副長官、カート・キャンベル元米国務次官補など錚々たる顔ぶれが揃い、日本の菅新政権、米国大統領選挙の予想などを踏まえて、それぞれの意見を聞く ことができた。

このイベントの開催時間は、日本時間で午前8時30分から午前11時50分となっており、当地時間では、午後6時30分から午後9時50分。この時間帯であれば、視聴しやすい。おそらく米国からのゲストスピーカーの時間帯を配慮したものだろう。

思 わぬ発見をしたのが、東京大学からスピンオフしたi.Schoolというプログ ラムが開催したイノベーションウェビナーシリーズ全4回。若いイノベーターのお話を伺う90分のイベントとその後に続く30分のオンライン名刺交換会。日 本のイノベーション事例や考察を学ぶ非常に参考になる内容だった。

ただ、このイベントは日本の視聴者が企業の就業時間後、大学の授業時間後を想定して時間設定されていることから、日本時間午後7時開始。当地では、朝5時。当日は早朝4時30分には起きて、顔を洗い、コーヒーを入れて、5時から参加。これはなかなか辛い時間設定だった。

な ぜ、このような時間帯のウェビナーを視聴したかといえば、これを主催しているの が高校の同窓生。クラスは違ったが、高校時代の同級生と陸上仲間からフェイスブックで教えてもらい、参加、その後フェイスブックでもお友達となり、実に 45年振りの交流となった次第。こうしたところにも距離、時間を超え、さらには年月も超える良さがオンラインにはあるのかもしれない。

(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



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