「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


<第
211回>


Makita Canada Inc. 株式会社マキタカナダ

President 那和 育剛




nawasan今 回は株式会社マキタカナダの那和社長にお話を伺いました。リチウムイオン電池を使用したプロ用の充電式電動工具はもちろん、園芸用品からコーヒーメーカー まで環境に優しいだけでなく、私達の暮らしと住まいに役立つ工具を製造・販売。また、カナダ全土にて13ヵ所の修理サービス拠点を持たれ、充実したアフ ターサービスも提供されています。

10月1日より販売される40VのXGTという新しいシリーズを始め、12年間のヨーロッパでの駐在経験、プライベートでは趣味である音楽やスニーカー収集など、興味深いお話を沢山聞かせて頂きました。

(聞き手 酒井智子)


-御社の事業内容についてお聞かせ下さい。

那和)充電式を中心とした電動工具、園芸用機器、エア工具など人の暮らしと住まい造りに役立つ工具の生産、販売、アフターサービスを行っています。

弊 社は1973年11月に設立され、従業員は約180名、カナダの事業所はトロント、バンクーバーの物流拠点を含め、全13ヵ所あります。位置づけとして、 トロントが本社、バンクーバーが西側の物流拠点とカスタマーサービス、その他は修理サービスを各エリアで提供しております。

弊社はもともとモーター作りから始まり、ねじを締めたり、コンクリートを壊したりといった建設で使う「手で持てる電動工具」などを販売してきました。

充電化の流れにのって、18Vのリチウムイオンという電池を使用し、様々な物が小型化・軽量化している中、今すごい勢いで従来のコード付きの機械を充電式の機械へ置き換えていくというのが、現在の市場の流れになっております。

弊社のリチウムイオンのバッテリーは320モデルを超える機種に1つのバッテリーで対応できるということで、お客様から大変ご好評いただいております。

-320機種とは、すごいですね。

那 和)弊社は建設用のイメージが強く、プロ用の電動工具がメインにありますが、近年充電式の機械のサプライヤーということにも軸足を置いております。例えば コーヒーメーカーなどです。プロの方が現場で弊社のバッテリーを使って何が出来たら嬉しいだろうか?ということを考えながら建設用の機械に限らず、現場で の身の回りのものを含めて弊社のバッテリーで使えるようにしております。これは弊社の強みの一つです。

-バッテリーひとつで様々なものに対応できるんですね。その他の御社の強みについてもお聞かせ下さい。

那 和)近年、特に力を入れているのが園芸用の商品です。プロ・DIY問いませんが、例えば夏場の芝刈りに使用する園芸用機械。これは従来ですとエンジン式な んですよ。弊社もずっとエンジン式を製造してきましたが、環境規制や騒音、メンテナンスの手間を考えて充電式の製造に力を入れております。

-今後の目標についてお聞かせ下さい。

那 和)まず、10月1日より新しい充電式プラットフォームの製品を発売致します。40VMAXのXGTという全く新しシリーズを導入します。従来の18Vよ り、2倍以上の電圧になることから、今まで18Vでできなかった、「よりパワフルで大型の製品を充電化できる」ということで、次世代ブランドと位置づけて おります。こちらをカナダで販売していきますので、拡販していくことですね。

ま た、先程申し上げました園芸用品ですが、現在ホームセンター、金物屋さん、インターネット問わず販売しておりますので、更なる拡販をすることです。ヨー ロッパ程ではありませんが、カナダですとトロント、バンクーバーで排気ガスや騒音の規制が厳しくなってきております。それに伴い、需要が伸びているカテゴ リーですので、更に浸透させていきたいと考えております。

nawasan

北米市場は初めてですので、コロナ禍のシャットダウンを利用して自分なりに勉強しましたよ。現在は、少しずつ規制も緩和されてきましたので、車で行けるかつお客様に許して頂ける範囲で訪問させて頂き、現場の声を聞いております。

-今までで一番印象に残っているプロジェクトは何ですか。

那 和)私の中で一番チャレンジだったのが、一番最初の赴任先オーストリアですね。当時、ドイツで研修を半年した後、初めての正式な勤務地として赴任した先が オーストリアのウィーンでした。そこで、バルカン半島の旧ユーゴ諸国でインポーターさんとのビジネスをやっており、私はアシスタントでした。

メインのお客様が当然ユー ゴ圏ですので、当時の現法社長がお客様へ一歩近づこうということで、スロベニアにバルカン半島の本部を作りました。それが急ピッチのプロジェクトかつシス テムを含めて、全てローカルで一から作るというプロジェクトでしたので非常に苦労もあり、個人的な失敗もありました。一番辛い時期でしたが、その分、得る ものも沢山ありました。

あとはコロナウィルスよるシャットダウンも非常に印象に残っています。というのも、カナダに赴任して2日後に緊急事態宣言が発令され、全く知らない土地で自主隔離という貴重な経験をしましたからね。

-大変だったとお察しします。2回目のヨーロッパでは、どちらの国に駐在されましたか。

那和)ポーランドに3年間、スウェーデンに1年 間です。今回カナダへの辞令がでた時は正直、予想外でした。というのも他部署ですので部を跨いで、というのは珍しいんですよ。販売している商品は同じです が、家の建て方やお客様の好みなどやはり違いますので、そういった意味でまったく違う状況を経験できるというのは非常にありがたいと感じております。

-お仕事を進める上で大切にされていることについてお聞かせ下さい。

那和)現場の声をよく聞いて、自分の目で見て確かめてということですね。また弊社は「質実剛健」というのが一つの社風ですので、そこのラインをふまえつつ、最終的に現場でみて判断するということです。

-プライベートについて少しお聞き致します。好きなスポーツや趣味などはありますか。

那和)スポーツはあまり得意ではありませんが(笑)、スポーツ観戦、特にヨーロッパのサッカーは好きですね。NBAもよく観戦します。自分がやるといえば、自転車のロードバイクです。大学の時にやってましたが、最近は全然やれてないですね。

趣味はレコードを買って聴くことで、特にJazz。50年代から70年代のアフリカン・アメリカンミュージックも好きです。あと10年くらいしたら、クラシックに移行するのかなと思っていますが、今はまだJazzを楽しんでいます。

あとは、スニーカーも大好きで、集めています。特にNIKEですね。趣味はアメリカが中心の文化なので、プライベートという点では、今回のカナダでの駐在はとても嬉しいですね。

-因みにスニーカーは何足くらいお持ちですか。

那和)整理はしているので、80足くらいですね。

-沢山お持ちなんですね!

那和)100足以上はいかないようにしています(笑)  ここ何年かで巷ではスニーカーブームが再来していますが、私は第一次スニーカーブームも知っている年代なんですよ。当時は中学生、高校生だったのであまり 買えなかった方たちが今、当時のリバイバルを購入しているんです。限定品なのでなかなか買えないんですよね。カナダへ来てからも、もちろん買いました。

-今後カナダ駐在中に挑戦したいことはありますか。

那和)カナダの自然を満喫したいので、色々なところに行きたいですね。スウェーデン駐在中も、ノルウェーやフィヨルドで自然を満喫しました。ストックホルムはとても綺麗で、すごくいい街でした。物価は高いですけどね(笑)、それ以外は最高です。

北 海道出身なので、小学校の授業でもスキーがあり、子供の頃はよく滑っていました。というのも、父がスキーが趣味で北海道に転勤願を出すくらいだったんです よ(笑)。なので子供の頃の週末はスキーしか連れて行ってもらえず、逆にそれがトラウマになって。それから全く滑っていないので、カナダ赴任中に再開する きっかけになればと思っています。身体を動かすことがプライベートでは一番のチャレンジですね。

-いいですね。私も冬の目標にしたいと思います。それでは最後に商工会会員の皆さんへメッセージをお願いします。

那和)マキタカナダの那和と申します、宜しくお願い致します。
ゴルフは本当に下手で上手くならなくてはいけないと思っているので、またやるつもりです。お酒も大好きなのでそういった交流をさせて頂き、日々のストレスを一緒に解消させて頂ければと思っております。宜しくお願い致します。

-本日はお忙しい中、お時間を頂きましてありがとうございます。これでインタビューを終わります。

 



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