カナダで事業:業界 表話ウラ話


  


第64回 コロナ禍における金融IT技術者の役割

Toronto-Dominion Bank Financial Group
小林 雅史


お初にお目にかかります。本社の技術部門にてエンタープライズアーキテクトEA務める小林と申します。この度は商工会会員ではない広報部の斎藤さんが『とりりあむ』寄稿する機会を設けてくれました。

この度はカナダ現地企業にてキャリアを積む事、そしてお話し出来る範囲内で金融サービスがどのように利用者であるお客様にIT駆使して届けられているのかを説明できたらと思います。

私はカナダに2005年、大学留学来てから後に移住し、現在までに小、中、大企業と身を置いてきました。学生時代の計二年に渡るShellBlackBerryでの長期のインターンシップに、卒業後はスタートアップも参加しました。穏やかに仕事をとは程遠く、投資家の資金引き揚げによる事業の頓挫、勤務先企業買収後のリストラからの転職等々の様々な経験経て四年ほど前から弊社で勤務しています。

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カナダは日本と違い労働者への解雇規制が組合に属しない限りは厳しくないので、いつ解雇の憂き目にあっても大丈夫な様に常に当座の生活資金準備と次の職につながる専門性を育てることに気を使ってきました。

EAとは大まかには、事業活動とそれを支えるIT技術両輪揃って事業の目的が果たせるようにバランスをる指導に助言を行う仕事です。


細かいところでは、日本で言うSEが顧客との要求折衝に分析を行い設計図を起こし、それに基づきプログラマがコードを書き、運用保守が出来上がったシステム管理を分けて担当する工程全て一貫して携わります。

システムの新旧、サービスの現場に即しソフトウェアエンジニアリング工程の研究開発結果から得られる定石を会社の知財として積み上げていく事またその知財の使用方法に勘所をSE設計の際に迷わないよう試作等を見せながら導いていきます。

本記事を書いている今現在は世界中がコロナ禍の最中であり、全ての仕事へ影響をもたらしています。弊社も例外なく対面必須の業務につく社員以外は基本在宅勤務です。対面業務がない私はインターネットとノートPCがあれば遠隔での事務作業が可能でありIT技術の恩恵を受けています。

ただ設計の現場には大きく影響を及ぼし、政府が中小企業への支援等を矢継ぎ早に決め行く度に、以前に設計仕様が確定してたものにその都度変更を加えていかねばなりません。

CNtowerSE達の現場からはコロナに影響されているお客様に早くお届けするために設計図を急いで持って来いと号令がかか、それでも杜撰なにはできず、設計書の品質担保のために何とか時間稼いで」と交渉に臨む事も増えました。

このコロナ禍仕事を失った人も多く、彼らを支援する機関への活動資金の拠出弊社は惜しみなく行っています。その一つにUnited Wayへの支援が挙げられます。コロナだからとうのではなく企業の社会的責任の一環としての活動であり、私も微々たるものですが貢献できる範囲内で活動しています。

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また「TD Tree Days」と言って年に一度は社員を含めてボランティアの人達と山に植林にも行きます。今までに植えてきた木は累積40万本にもなるそうです。










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