商工会イベントレポート

 

アマゾンカナダ倉庫ツアー
文責:伊東 義員


流通業界に大改革をもたらしているアマゾン。わざわざお店に行かなくても、膨大な商品が掲載されているインターネットから注文すると驚くほどの速さで配達される。その倉庫作業はどのようになっているのか大変興味がある。

昨年8月、その倉庫を見学できないものかとアマゾンのサイトを検索していたところ、ツアーを実施していることを発見。早々、メールで打診してみた。しかし、ブラックフライデー、クリスマス前の商戦時期直前であるためか反応がなく、あきらめかけた1か月後にメール返信があり、彼らが必要とする情報を知らせろとのことで、早々回答。

だが、そこからが長かった。年明けになっても返信がなく、2月にメール。さらに5月に再メールをしたところ、やっと返信があり、所定のフォームを送ってきて、それを再度提出せよとの指示。またかい、と思いながらも記入して送信。そしてまた1か月放置された。6月に入り再送したところやっと電話が何回かあり、ブランプトン倉庫のツアーに申し込みことができた。

そうした経緯を経て、やっと10月16日(水)アマゾン倉庫ツアーを開催。昨年8月に最初のメール打診から1年以上かかった。

トロントの北西ブランプトン市に巨大な倉庫群があり、その中のYYZ4という倉庫を見学させていただいた。

YYZ4では、11:30と15:30の一日2回のツアーを実施しているようで、当初、11:30のスポット(最大35名)を申し込んだが、応募が殺到。事情を伝えたところ、9:30のスポットを作ってくれるとのことで、午前中に2スポットで開催することができた。
9時30分 35名
11時30分 35名
計70名の参加。

倉庫内は撮影禁止で、写真でのご紹介はできないが、ロボットが収納棚をオペレーターの作業スポットまで移動してくる光景は、近未来倉庫をイメージさせるもの。

オペレーターがミスを起こしやすい作業では、カメラで認識し、正しい棚位置を照射支持するシステムや、オーダーに適した箱サイズの指定やその箱にあった長さの梱包テープの引き出しなど、多くの作業で自動化されている。

さらに、作業開始スキャンから完了スキャンまでの作業を時間測定しており、オペレーターの作業性を記録しているらしい。恐らくオペレーターの作業効率を見るとともに、どの作業で効率が悪いかの分析にも使っているのではないだろうか。

梱包されたものは、ベルトコンベアーで運ばれ、最終段階で機械自動識別による出荷ラベル貼り。瞬時にオーダーを識別し、出荷ラベルを印刷、そして出荷箱に貼っていく高速作業は見ていて飽きない。出荷作業は、手作業によるパレット積や、コンテナ内の積み込みで自動化されてはいないが、今後、この作業工程も自動化がされていくのではないだろうか。

多くの方から、好評をいただいた企画で、是非また開催したいと思う。



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