専務理事のばたばた日記 

第149

商工会事務局 伊東 義員




8月中小企業日 中小企業コンソーシアムさん来訪
ありがたいことに、様々な団体やご一行が商工会を訪問してくださるようになった。今回も、日本中小企業ベンチャービジネスコンソーシアムご一行が訪ねて来てくださった。今回のトロント訪問の主な目的は、近年注目が高まっているトロントのAI事情。ヨーク大学の先生にお話を伺い、実業界での動きなどを学ぶ、とのこと。

参加者には、社会保険労務士や会計事務所の方、大学で経営学を専門にされている先生方も居られ、カナダの雇用や日本企業の話も伺いたいとのことで、商工会にお越しいただいた。

今回のトロント訪問をコーディネートされた大学の先生お二人は、事前に訪問を受け、どのようなお話をすればよいか打ち合わせをさせていただいたが、そこですべてネタが尽きてしまい、さて当日は何を話そうかとちょっと困った。

約2時間の予定をいただいたが、まずは商工会の概要と活動内容を説明し、その後は皆さんからの質問に答える形でお話させていただいた。雇用や労働法に関する質問が多かったが、加えて職場環境、労働市場、そしてトロントの治安や社会情勢など、様々な話題に飛び、あっという間の二時間だった。日本との違いを理解してもらうつもりで話をしたが、考えてみれば今の日本の状況を肌身で知らない者としては、ポイントを外していたのではないかと今になって心配している。


9月モミジ日 ここで理事会開催
スカボロ地区のオンタリオ湖岸に近い場所にMomiji Health Care Societyという高齢者自立支援ホームがある。1992年設立で既に30年近い歴史を持ち、日系コミュニティーに根付いている。住居人は400名にも上り、入居待ちは10年とも言われる。

この施設で、9月の理事会を行った。以前にも開催したことがあるが、長らく行っていなかったところ、この春に日系文化会館JCCCで開催した際に、Momijiの関係者から是非またMomijiでもと要望され、開催となった。

折しも、今夏、理事長が交代となり、新理事長にも挨拶をいただき、会議室をお借りした。約1時間の理事会を行った後、施設内を案内していただいた。館内には、レストラン、ステージホール、歓談室、アクティビティスペースなどがあり、活発な活動をされているようだ。当日お会いした方々も、とても生き生きとされており、Momijiでの生活に非常に満足されているご様子。

入居者の平均年齢が90歳を超えているというお話には、正直驚いた。近年、オンタリオ州、トロント市などからの支援金が厳しくなっているようで、運営には苦労が多いようだ。世代替わりも起きており、設立当初は移民一世が多かったそうだが、今では二世、三世、そして日本から来られる新移民の方も居られるとか。

商工会会員企業は、こうした福祉施設に直接のかかわりはほとんどなく、理事もMomijiを訪れるのが初めてという方が多かった。日系コミュニティーは小さいが、知らないことも多い。特に商工会会員は数年で交代するために、駐在員としての職務に集中し、日系コミュニティーにまで関心興味が回らないのも事実。商工会の活動目的として地域貢献も挙げており、その面から会員に日系コミュニティーの情報発信をしていきたいと思う。



(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



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