商工会イベントレポート

第8回日本語による医療制度セミナーレポート
文責:伊東 義員


商工会は、会員からの会費で運営されており、その目的は、ビジネス支援、ネットワーキング、地域貢献、日本語による子女教育の4つとなっている。

主な活動としては、会員企業・個人のビジネス支援を中心に各種セミナー、意見交換会、見学イベントなど年20回程度行っており、加えて生活支援セミナーも開催している。

もともとは駐在員着任時に必要なサポートとして、医療制度、交通法規、教育制度の三つのテーマで駐在員家族に情報提供するものであった。これらのテーマについて日本語での情報は非常に限られており、駐在員に限らず、近年増加している日本人永住者、国際結婚者を含め、新たにトロント地区に来た日本人の多くが必要としているものであることから、会員以外も参加できるコミュニティーセミナーとして開催している。

毎年のように、変更があるオンタリオ州の医療制度は常にアップデートしておく必要があり、毎年多くの方が参加されている。定員70名のところ、今年もそれを超える申し込みがあり、ウェイティングとなった。

この医療制度セミナーは2012年に始まり、今年で8回目。講師には、第1回より、シックキッズ病院の伊藤真也先生とトロント市内でクリニックを持たれているファミリードクターのカー先生にお願いしている。

資料は、事前に商工会事務所で変更点を調べ、前年までの資料をアップデートし、講師の先生方に検証していただいている。保健省のデータでアップデートした医療制度の内容と、医師との一般的な対応についてはこれまでのセミナーで蓄積した内容を、日本語で説明している。共通の質問については、一般的なものであれば、日本語での回答を書いているが、先生方の個人的意見となるものについては、セミナー会場での回答としている。

テーマは以下の4つ
医療制度
医師と医療機関(ファミリードクター、専門医、病院との付き合い方)

予防接種


公的医療のカナダでは、日本の医療制度と違うことが多く戸惑うことも多い。特にファミリードクターは医療にかかる窓口となるため、非常に大切。専門医にかかる場合にも、ファミリードクターから依頼してもらう必要がある。日本のように、直接専門医にかかることは原則ない。

また、定期健診の考え方も異なり、症状がある、家系や体質からリスクがあるとファミリードクターが認めた場合に限り、検査を受けられる。必要ない検査などに、税金は使わないという考え方が徹底している。

そうした考え方を理解することが必要。

自画自賛となるが、資料もとてもよくまとまっており、商工会ホームページからダウンロードできますので、是非活用いただきたい。

また、ビデオ撮影しており、秋以降、随時ビデオ上映セミナーを開催する予定。開催日、場所等については、商工会ホームページやFacebookのイベント予定をチェックしてください。




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