専務理事のばたばた日記 

第147

商工会事務局 伊東 義員




6月交流日 補習校 運営委員・教職員交流会
補習校は、13名の運営委員(理事)でさまざまな事項が承認、決定される。その構成は、商工会理事1名、商工会会員8名、派遣教員2名、総領事館1名、商工会専務理事となっている。

商工会理事会で教育部長に任命された理事が、補習校の運営委員長になる規約があり、毎年運営委員長が変わることになるが、商工会会員から選出された運営委員は原則2年任期で1年毎に半数改選となっている。

運営委員会は2ヵ月毎に開催されるが、週中で開催されることから、教職員と話を交わすことがほとんどない。多くの運営委員は、保護者でもあり、お子さんがお世話になっている先生とは保護者面談その他のイベントで話すことはあるが、学校運営の現状や問題点について、話す機会はない。

そこで、年に一回、運営委員と教職員の交流会を開催している。昨年は開催場所の選定ができずに開催できなかったが、今年はKoyoi Restaurant and Barに無理やりお願いし、2時間の約束で貸し切りとしていただいた。当日は、折しもPride月で最大の盛り上がりを見せるパレードの前日の土曜日。夕方からの2時間の貸し切りは大変申し訳ないと思いながらも、ご厚意に甘えた。

参加は補習校教職員25名、運営委員9名の総勢34名。4つのテーブルグループに分かれ、グループごとに、運営委員、管理職・事務スタッフ、学部が重ならないようにした教員がそれぞれ同席するように事前に決めておいた。ほぼ時間通りに皆さん、到着され、運営委員長の挨拶の後、注文しておいたコース料理と好きな飲み物で2時間の交流歓談をしていただいた。

補習校では、運営委員と教職員の間だけでなく、学部間の教員交流もなかなかできないのが実情。限られた時間で授業、会議、研修をこなすため、他の学部の先生方と話す時間がない。そのため、この交流会は、運営委員と教職員との交流だけでなく、教員間の交流の機会にもなればと思っている。


6月日加学生ワークショップ日 なぜか講演!?
マクマスター大学に日本から来られた原子力分野の先生が居られる。これまでも、原子力を研究する学生に原子力や発電に係る日系企業をご紹介するなど、お付き合いを頂いていた。今年、その先生が尽力され、東京大学、トロント大学、マクマスター大学 3校の大学院生を対象にしたジョイントワークショップが開催されることになった。

素材、原子力、プロセスエンジニアリングなど理工系の研究学生が一同に集まり、研究発表の場と今後の連携を図るというものらしい。これまで東京大学とトロント大学の間では10年以上にわたり交流があったそうだが、そこにマクマスター大学が加わり、さらに原子力分野にも広げ、より広範囲の大学間の国際交流の場に発展した。

その記念すべきイベントのゲストスピーカーを依頼され、大いに困った。3人のゲストスピーカーを予定するとのことで、最初は伊藤総領事。まあ、これは当然。日本-カナダの学術交流についてスピーチされた。一人は、カナダ政府機関からの人。これも当然。大学院レベルの有能な学生への支援プログラムなどを説明していた。

さて、自分はなにを話せばいいの?当初、気軽に引き受けたものの、近づくにしたがって、話がまとまらなくなってきた。スピーチの時間は10分。それにもちろん英語。引き受けたときに考えたのは、商工会の説明と日系企業の活動、企業が大学の研究者に期待することなど。

短期的利益に重点を置き、基礎研究を続ける余裕がなくなってきた産業界。そこで、特に基礎研究やアイディアの創造は大学の努力に大いに期待しているといったところをお話した。多くの日系企業の場合、北米での研究開発拠点は米国に設置しており、残念ながらカナダには、研究開発部門を持つ企業がほとんどない。

しかし、今話題のAI人口知能ではトロントが注目を集めている。ただ、AIだけに限らず、素材やエネルギーもまさに産業を支えるもの。こうした大学間の連携に企業もどんどん参画できる環境ができることを期待しており、商工会としてもできる協力はしていきたいと思う。


(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



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