商工会イベントレポート

トロント日本商工会6月セミナーレポート
文責:伊東 義員


商工会では、雇用労務人事、会計税務、競合法、会社法、移民法、IT関連などビジネスに関連するテーマのセミナーや勉強会を開催しています。6月は以下のセミナーを開催しました。

6月6日(木)人事担当者意見交換会

企業活動でもっとも大切なことの一つに、人事管理があります。日本と違う雇用慣行や制度を正しく理解することが非常に大切になっていますが、他の会社がどのようにやっているかという情報はなかなか知ることができません。

商工会では、会員企業間の情報交換の場として、人事担当者意見交換会を春、秋に定期的に開催しています。出席は人事担当者に限定せず、エクゼクティブの方が参加されることも多く、関心の高さが伺えます。

今回は、事前に意見交換をしたい事項を伺い、主なテーマを社内就業規則・服務規程として、様々な話題を取り上げました。参加は8名。製造業、金融機関、販売マーケティング企業、政府機関と業界はマチマチですが、それぞれの事情と工夫を知ることができ、活発な意見交換会となりました。

話し合ったテーマは
ー出張時の就労時間と残業の扱い
ー残業時の食事帰宅交通費補助
ーバケーション日数
ーカンパニーカー、自家用車社用使用
ー悪天候時対応
ー在宅勤務
ーサマータイ厶導入実態
ークリスマスパーティー
など。

会社、業態が違うと大きく違うことを改めて認識しました。次回は秋に開催いたします。


6月12日(水) Palett Valo LLP協力 雇用法アップデートセミナー

オンタリオ州では、政権交代によって、一昨年から昨年にかけて雇用法関連が大きく変更、修正になっています。
それを一度整理して説明してほしいとお願いし、今回のセミナー開催となりました。

参加は13名。しっかりと話を聞くセミナーとしてはちょうどよい人数。資料は、主だった点について、前政権が実施した内容と現政権が行ったその修正と対比する形で、非常によくまとまったテキストになっており、商工会会員限定ページにアップしてありますので、是非ご活用ください。

約1時間のセミナーですが、ビデオ撮影とその再利用の許可をいただきましたので、日本語、英語に分けた勉強会を7月17日に開催しました。ご要望があれば、ビデオ勉強会を開催いたしますので事務局にお問合せください。



6月13日(木) 学生団体PORTA主催 駐在員x留学生 座談会

会員向けセミナーではありませんが、商工会では学生団体主催による駐在員と留学生・ワーキングホリデーでトロントに来ている若者との座談会開催に協力しています。今回で12回目となる座談会に、商工会会員企業より駐在員3名にご出席いただきました。

定員15名の小さな会ですが、3名の駐在員の方が、5名ずつに分かれたテーブルを20分毎に移動し、全員から質問を受け答えるという形式です。自分では質問せずに、他の参加者の質問に対する答えを一生懸命聞いている人もおりますが、概してこのイベントに参加する若者は積極的な人が多いと感じます。

留学やワーキングホリデーで海外にいると、その間先輩訪問や企業研究もなかなかできず、過激になっている就職戦線で遅れを取ることになります。海外の経験を積み、企業も欲しがる積極的な若者の就職活動に少しでもお役に立てればと思っており、今後も学生団体が続く限り協力していきたいと思っています。


6月19日(水) Deloitte LLP協力 マネージメントセミナー

今回9回目となるマネージメントセミナーは、大変好評をいただいております。今回も3つのテーマで開催しました。1)北米移転価格税制最新動向 2)ブロックチェーン最新動向 3)パネルディスカッション:カナダにおける優秀な人材の確保とそのリテンション

どれもマネージメントに欠かせない話題です。参加は、会場の都合で30名とさせていただきました。最新動向のプレゼンテーションはやや専門的な部分もありましたが、第三部のパネルディスカッションでは、商工会でお馴染みの会社から3人ご登壇いただき、それぞれの会社で工夫されていること、苦労されていることをお話いただき、大変参考になりました。

人事担当者意見交換会と同じように、他社の状況を知りたいという要望が強いことを感じました。商工会という会員組織のネットワークを活かして、競合法に抵触しない範囲で、今後も情報交換ができるイベントを増やしていきたいと思います。





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