商工会イベントレポート


トロント日本商工会セミナーレポート
MaRSツアーとUSMCAセミナー

文責:伊東 義員



商工会では、雇用労務人事、会計税務、競合法、会社法、移民法、IT関連などビジネスに関連するテーマのセミナーや勉強会を開催しています。11月は以下のセミナーを開催しました。


11月13日(火) MaRSツアー

このツアーとプレゼンテーションは、半年前から依頼し、やっと実施することができました。通常このようなイベントは行っておらず、依頼によっては料金を取ることもあるそうですが、今回のツアーは無料で開催していただきました。参加申し込みは30名(当日参加は25名)。


2000年にMedical and Related Scienceの略号として設立されたMaRSですが、今では医療分野Healthに加え、エネルギーや先進的生産方式、農業、そして街づくりに繋がるCleantech、 ビジネスのための個人・法人の金融サービスに繋がるFintech、起業する際に必要な人材労務管理教育などを支援するEnterpriseという4つの分野で急成長し、北米でもっとも大きなイノベーションハブとなっています。

これまでに支援したベンチャー企業は1300社以上となり、MaRSが支援したベンチャー企業が得た2017年売上総計は1.3ビリオンとなっています。ユニークで最先端の技術を持つベンチャー起業がMaRSの支援を受け成長し、世界企業となっていくのも近いかもしれません。


11月19日(月) USMCAとカナダ貿易政策(Bennett Jones LLP協力)

トランプ大統領がNAFTA北米自由貿易協定を見直すと表明し、交渉がされてきましたが、やっとUSMCA米国メキシコカナダ合意として、形が見えてきました。

NAFTAの動向はオンタリオ州の主要産業の一つである自動車産業に大きな影響があり、商工会会員企業の関心も非常に高いトピックスとなっています。参加は、34名と予想を上回りその関心の高さが伺われました。

プレゼンテーターは、オリジナルNAFTAのチーフネゴシエーターを始めこれまでカナダの多くの貿易交渉に携わり、TVなどへの出演も多いMr. John M. Weekes。

進めらているUSMCAやCPTPP、オリジナルNAFTA交渉時の話題を含め、広くそして深く様々な側面からお話いただきました。USMCAはこれから調印され、その後各国の議会承認という手続きに入っていきますが、これからが一番難しい段階に入っていくとのことです。


商工会では、今後もビジネス団体としての強みを活かし、個人、企業単独ではなかなか実現できない機会を提供していきます。



                     

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