カナダで事業:業界 表話ウラ話


  



第60回 「寿司」から「SUSHI」へ

AUTEC Canada Inc. 足立 一平



日本を代表する料理「寿司」が、現在世界中で「SUSHI」と呼ばれ食べられています。当然、ここトロントでも多くの寿司レストランが存在します。何十年も修行を積まれた経験豊かな寿司職人の方が握られるお寿司から、カジュアルでTo Goスタイルのパッケージ寿司まで様々なスタイルのお寿司が世代を超えた多くの方々に楽しまれています。

我々AUTECは独自開発の日本製寿司ロボットを輸入、販売しております。

お寿司を作る過程において、寿司ロボットを使用する事により工程の標準化を図り、安定した質の高い美味しいお寿司を消費者へ提供する事を目指しております。

しかし、これは少し建前の部分があります。ご存知の通り現在、北米では人件費が高騰しており、人材確保は飲食店経営の課題の一つとなっております。また飲食業界に限らず、機械化の流れは止められず、ものすごい勢いで手作業が機械およびロボットさらにはAIへ置き換わろうとしております。

我々もこの時代の流れに乗ってビジネスの拡大を狙いカナダに拠点を置いて販売を強化したのが本当のところです。

通常、寒い地域、寒い季節はお寿司の売上げが減る傾向があると言われています。しかし、カナダは他の国と比べてもお寿司の消費量が多く、さらに近年の日本食ブームを背景として今後も需要は伸びていくと予想しています。

しかし、我々の寿司ロボットは全ての工程を自動化し、出来上がったお寿司が出てくるという夢のような機械ではありません。一部の工程を担う事ができるマシーン(補助)といったところでしょうか。やはり重要な工程は人間の手で 行う必要があります。

人間の仕事を奪うということではなく、協働するとも言えるでしょう。今まで時間がかかっていた単純作業は寿司ロボットで代用し、削減できた時間を新メニュー開発や丁寧な下ごしらえといった、よりお客様へフォーカスした仕事へ注力できるという意味では機械化の流れも悪くはないのではないでしょうか。(これで寿司職人の方から怒られないかな!?笑)

理由はどうあれ、我々日本人が誇る「寿司」を「SUSHI」としてより多くの世界中の方に楽しんで頂く為の一助となり、共に繁栄していくことができれば嬉しいと思い、日々営業活動に励んでおります。




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