わたしのとっておきのお店

日本酒が恋しくなった時
東アジアブティックLCBO store Hwy 7 & Woodbine (3075 Highway 7 East)


ジェトロトロント 伊藤 敏一



時々、無性に家で日本酒が飲みたくなり、そのたびに通ったお店が、LCBOのリカーストア、その中でもHighway 7×Woodbine Avenueにある店舗です。LCBOはオンタリオ州内に約600店ありますが、この店舗は日本酒の品揃えが豊富です。

カナダでは各州に酒類を管理する政府機関が置かれており、オンタリオ州ではLCBOと呼ばれ、酒類の輸入・販売を一括管理しています。

従来、LCBO直営店舗は、日本酒の品揃えが豊富ではありませんでしたが、新たな取り組みとして2015年から特定の産地の品揃えを充実させたブティックストアの展開を始めました。

Eastern Asiaというブティックストアが2店舗(マーカムとスカボローに各1店)あり、日中韓のアルコール飲料を強化し、一般の直営店では見られない日本酒や焼酎が多数販売されています。冒頭の住所は、マーカムにある店舗のものです。

通常の店舗では日本酒の販売している場所をウロウロ探すのですが、この店舗では壁に大きく“product of East Asia”と表示され、一目瞭然。一応、日中韓のお酒がランダムに並んでいるのですが、7〜8割は日本酒が占めています。

日本酒は常時100種類近く陳列され、中には「なぜこれがトロントに??」と思ってしまうような、日本でもなかなか入手できない銘柄が並んでいることもあります。何を買おうか選んでいると、その横で次々と日本酒を購入していく消費者の姿が見られます。

店員によると、土地柄アジア系移民が多いこともあり、普段から日本酒は良く売れ、高額な商品にも贈答需要があるとのことです。実際、美味しかった日本酒を再度購入しようとして訪れた翌週には既に売切れ、という悔しい思いを何度も経験しました。

別の日にこの店舗を訪れた際には、酒サムライの称号を持つ門司在カナダ日本国大使(当時)をお見かけし、店舗マネージャーに日本酒の保存や陳列方法を熱心にアドバイスされていました。

何度も通いたくなる理由の一つが、商品の回転の早さです。好きな商品が売り切れでがっかりという反面、新たな商品が次々と入荷されており、「今日はどんな新しい日本酒があるだろう」というワクワク感があります。

どうしても日本で購入するよりも高くなってしまうのですが、ふと、日本酒が恋しくなった方におススメです。
https://hellolcbo.com/app/answers/detail/a_id/2536/~/products-of-the-world-specialty-boutiques

7月末に日本に帰任いたします。約4年のカナダ駐在では、日本からお越しになられている駐在員の方をはじめ、多くの日本人、カナダ人の方に大変お世話になりました。おかげさまで大変充実した駐在生活をおくることができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。




                     

この号の目次へ戻る