商工会事務局より



復帰のご挨拶
トロント日本商工会事務局 松田 亜未


トロント日本商工会事務局で事務員をしております松田です。1年間の産休・育休を頂き、8月より復職致しました。

第一子の娘を出産したのは2014年。3年弱経過して息子を出産し、2度目の産休・育休を頂きました。諸先輩方からお聞きしたとおり1人育児と2人育児の苦労は倍以上で、日々があっという間に過ぎていたためか、はたまた年齢のせいか、記憶が薄れている部分も多いですが、僅かながらも第一子で経験を積んだことで、トロントの様々な施設やプログラムを利用しながら楽しんで育児をすることができました。

9月からは娘が幼稚園に通いだすため、新しい始まりに心配と緊張に包まれています。今後も続々と新しい経験が待っていますので、私も成長していかなければなりませんが、近年こちらで出産・育児をされる駐在員ご家族が増えておりますので、商工会の活動に加え、僅かながらでも私の経験を会員の皆様のお役に立てることができればと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

育児休暇中は、2人の子供を連れて2ヵ月程、東京郊外にある実家に帰国をしました。日本にはカラフルで目を引くものが多いため、3歳の娘は何を見ても目をキラキラさせとても楽しそうでした。

コンビニの前にあるのぼり旗、アイスクリームの自動販売機、レストランメニューの食品サンプル、トイレに付いている音姫、和式トイレ…。毎日新しいものに出会い経験し、カナダに戻って3ヵ月が経ちますが、また日本に行きたいと言い「日本ごっこ」の遊びをしている姿を見るととても嬉しく、魅力を与えてくれる日本に感謝の気持ちで一杯です。

そんな娘の一番のお気に入りは、大型モールにあるプレイエリアでした。日本の子供向け、子育て世代向けの施設は驚くほどに充実していて、これは日本の“至れり尽くせり”を体現した世界に誇れる産業だと思います。

図書館やコミュニティセンター、児童館など、公共施設はもちろんですが、デパートやモール、高速道路のサービスエリアにもほぼ必ず授乳室(調乳用の給湯器や電子レンジ完備)やオムツ台、キッズサイズの便座が設置されており、当然綺麗に清掃されています。

屋内や屋上に子供が遊べるエリアや遊具が設けられている施設も多く、しかも靴を脱いで入るエリアもあるためハイハイ期の子供も抵抗なく遊ばせることができます。驚くべきことにそれが全て無料!親の買い物に飽きてしまった子供を楽しませることのできるちょっとしたスペースは、この施設を訪れる十分な理由になります。

対してトロントでは、オムツ台は殆どの公共施設や商業施設に設置されていますが、大型モールやデパート以外で授乳室がある施設はほぼありません。そして有料の屋内プレイグラウンドはたくさんありますが、無料で遊べる屋内プレイエリアのある施設は、IKEAや郊外のマクドナルドくらいでしょうか。けれど冬が厳しく、狭いコンドミニアムやアパートに住む家族が多いトロントでは、多くの親が冬場の子供の過ごさせ方に頭を悩ませているんですよね。

只、トロントも改良が進んでいます。3年前に比べてストリートカーは床がフラットな新車両が全路線で導入されたため、ベビーカーでの移動が楽にできるようになりました。地下鉄のエレベーターも少しずつですが全駅設置に向かっています。

そして今年に入って、トロントのお隣りピッカリング市のピッカリングタウンセンター内に無料の(!)トドラー用プレイエリアが設けられました。対象年齢は6ヵ月~4歳で敷地も狭いため大きなお子さんは遊べませんが、これを第一歩として、同様の設備(無料)がトロント市内のモールにも導入されていくでしょうか。今後トロントが子育て世代向けにどのように変化していくか、楽しみです。

Pickering Town CentreのToddler Play Area


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