商工会イベントレポート

トロント日本商工会半期セミナーレポート

話題豊富な14セッション開催
文責:伊東 義員



商工会では、雇用労務人事、会計税務、競合法、会社法、移民法、IT関連などビジネスに関連するテーマのセミナーや勉強会を開催しています。2月~6月の春セミナーシリーズでは以下のセミナー、意見交換会、勉強会を開催しました。



2月16日(金) 自動車産業セミナー(Price Waterhouse Coopers協力)

プライスウォーターハウスクーパースのご協力をいただき恒例となった自動車産業セミナーを開催し、AutoFactデータからカナダを含む北米市場の分析と動向を解説いただきました。商工会会員企業では、自動車産業に係る企業さんが多数おられ、多くの方が参加されました

2月22日(木) WSIBセミナー(西部地区)(Marsh Canada協力)

Marsh Canadaの協力をいただき昨年10月に開催したWSIBのセミナーと同じ内容で、生産現場を持つ会員企業が多い西部地区Woodstockにて開催しました。トロントより遠方でなかなかトロントやミシサガでのセミナーに参加できない企業さんからもご参加をいただきました。今後も、西部地区のセミナーを増やしていきたいと思います。

3月23日(金) 移民法セミナー(DLP Pipers 協力)

毎年のように改定となる移民法ですが、新聞などで取り上げられる大きな改定項目以外にも運用ベースで変わっていることがあります。駐在員の査証手続きについても、変更点や運用面の確認が必要です。

この移民法セミナーは、春の異動時期に合わせて開催している恒例のセミナーです。今回は多くの会員企業で年度末に近い設定だったため、参加者は例年より少なかったのですが、その分質問が活発に出され、充実した内容になりました。


4月12日(木) 人事担当者意見交換会

人事労務にかかわるマネジメントや人事担当者がそれぞれの企業・職場において、どのような取り組みをしているかを意見交換する場を提供しています。他社の取り組みや問題点を聞くことで、人事労務改善に役立てていただきたいと思っております。次は秋を予定しています。

4月20日(金) 移民法セミナー情報フォローアップ

3月23日に開催した移民法セミナーに参加できなかった会員のためにフォローアップセミナーを開催しました。同じ資料を使い、法的アドバイスはできないものの、改定の要点などについて説明を行いました。関心の高いテーマで、多くの方のご参加をいただきました。


4月27日(金) 会員意見交換会
ネットワーキングの場や、テーマが定められているセミナーの機会には、マネジメントに関する諸々の事項について、会員相互で深く話し合うことができません。

そこで、主にマネジメントの方にお集まりいただき、会員意見交換会を定期的に開催しております。少人数での意見交換の場となっており、内容の濃い意見交換が行われています。次は秋を予定しています。

4月27日(金) カナディアンスタッフワークショップ

会員企業に勤めるカナディアンスタッフに日本のことを紹介するセッションを行っております。主には、日本企業の雇用環境やキャリアプランなどを紹介していますが、その背景にある日本の文化、雇用慣行、歴史も説明しています。

日系企業に勤めていても、なかなか社内では知ることができない内容になっており、出張プレゼンテーションも受け付けています。事務局までお申し込み下さい。


5月11日(金) 交通法規セミナー(トロント市警察協力)
昨年9月に開催した「日本語による交通法規セミナー」ビデオ上映を行いました。
日本の自動車免許をオンタリオ州自動車免許に書き換えることができるため、オンタリオ州交通法規を学ぶ機会はほとんどないのが実情です。基本的なことは同じでも、細かな部分ではわからないことや日本ではみない規則があります。

今年も9月8日に開催しますので、特に着任して間もない方はご参加ください。


6月5日(火) CISCO Systems Innovation Centre Tour

世界に9ヵ所しかないシスコシステムズのイノベーションセンターの一つがトロントにあります。2年前オープンした直後にツアーをお願いし、今回2回目となりました。

自社の製品開発だけにこだわることなく、外部からの新技術を受け入れ、スタートアッププロジェクトを推進している拠点です。最新のテクノロジーとアイディアをご紹介いただきました。


6月6日(水) 大麻合法化セミナー(Pallet Valo 協力) 

本年度10月17日に娯楽用大麻が合法化されることが決定しました。その発表に先立ち、娯楽用大麻解禁で知っておくべき知識と職場での対応や懸念について、セミナーを行いました。

これまでも医療用大麻は認められており、医療用と娯楽用をどのように職場で取り扱うかが焦点になります。今後、オンタリオ州の法令が整備されていくことになりますが、そのフォローアップも行っていきます。

6月11日(月) Bill 148 セミナー(Accompass 協力)

昨年末に議会承認されたBill 148により、今年から雇用法、職場環境法、組合関係法などに大きな改正がなされています。

特に20年振りに改訂となった労働基準法Employment Standard Act, 2000については、多くの追加条項が盛り込まれ、労働者の権利が強化されています。そうした内容をどう企業の服務規程や福利厚生プログラムに織り込んでいくかについて、セミナーを行いました。

6月14日(木) ハラスメントセミナー(Bennett Jones 協力)

#MeTooムーブメントが世界中で起こっておりますが、やはり職場でのハラスメントは大きな問題。特に人権や差別に厳しいカナダでは見過ごすことができない問題です。最近の事例を交えて、特に職場での(セクシャル)ハラスメントについて、セミナーを行いました。
今後も新しい事例が出てくると思いますので、フォローしていきます。

6月22日(金) マネジメントセミナー(Deloitte 協力)

第7回となったマネジメントセミナーを開催しました。今回は3部構成で、第一部カナダ税制の重要ポイント、第二部 AIの最新動向、第三部パネル・ディスカッション「多様な従業員の力をどう引き出すか」、という興味深い内容となりました。

特にパネル・ディスカッションでは、会員企業3社の社長さんにご登壇いただき、独自の取り組みに大きな関心が寄せられました。


6月25日(月) 大麻合法化セミナーフォローアップ勉強会
日本のニュースにも取り上げられるカナダの娯楽用大麻解禁。先に開催した娯楽用大麻セミナーの資料を使い、ポイントを説明する勉強会を開催しました。

連邦政府の決定を受け、各州がそれぞれの規制規則をこれから決定していきますので、まだ不明な点も多くありますが、何が決定され、何が決定されていないのかを中心に資料より解説し、意見交換しました。


以上、春のセミナーシリーズでは、計14セッション開催することができました。
秋のセミナーシリーズでは、貿易、ITイノベーション、大麻解禁フォローアップ、雇用法アップデート、会計税務アップデート、為替などのセミナーと、交通法規、医療制度のコミュニティーセミナー(ビデオ上映)、会員意見交換会、人事担当者意見交換会、カナディアンスタッフワークショップを予定しています。



                     

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