「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


<第179回>
Mazda Canada Inc./マツダカナダ
近藤 昌晴 President & CEO


今年50周年を迎えるマツダカナダの近藤社長にお会いして参りました。数か月前に改装をされたばかりというRichmond Hillにあるオフィスやオフィス敷地内にあるガレージも拝見させて頂きました。また名車、コスモスポーツの前で写真を撮らせて頂きました。



(平林)まずは御社の事業内容についてご紹介お願い致します。

(近藤氏)マツダ車の輸入・販売・サービスをカナダ全土にわたって担当しているのがマツダカナダになります。

(平林)カナダにはいつく拠点がありますか

(近藤氏)ここトロント(リッチモンド)を本社として、西の地域を担当するバンクーバーオフィス、そしてケベック州を担当するモントリオールオフィスの3拠点となります。ディーラーは全部で164店舗、マツダカナダには現在160名程のスタッフがおり、トロントオフィスには5名の駐在員がおります。

(平林)御社の取り扱い製品についてご紹介ください。

(近藤氏)乗用車系と呼ばれるものは、Mazda3、Mazda5、Mazda6、スポーツタイプですとMX5、SUVタイプのCX3、CX5、CX9の合計7車種を販売しております。

(平林)カナダで特に人気のある車種はどちらになりますか。

(近藤氏)コンパクトSUVと言われるのがカナダでは最大のセグメントとなっています。弊社でいえば、CX-5がこのセグメントに属し、やはり最も販売台数の多いモデルです。

(平林)CX5が人気ということですが、どういった部分が人気の理由だと思いますか。

(近藤氏)まずはサイズ、充実した車内のスペース、4WDの性能などが好まれていると思います。

(平林)北米で販売するにあたって、特に好まれる機能はありますか。

(近藤氏)ご存知のとおりヒートシーティング(座席を温めるシステム)はカナダの気候には非常に好まれる機能です。

(平林)日本と北米の販売で異なる部分は感じますか。

(近藤氏)日本の場合には、多くの場合お客様から発注を受けて製造、販売という流れになりますが、カナダではお客様は直接ディーラーに出向き、試乗後にその場で購入に至るケースが多いと思います。そのためディーラーも大きな敷地を所有し、車種、色共に数多くの在庫を持っている傾向が強いと思います。

(平林)1968年に設立とのことですので、今年で50周年ですが何か特別なイベントなどはございますか。

(近藤氏)50周年記念限定車の発売をしております。カナダと日本の国旗が赤と白という共通点をもとに、外板色は赤と白の2色を用意し、通常のラインアップとは異なる装備体系で導入しています。また他にも色々と企画は考えていきたいと思っています。

(平林)電気自動車や自動運転など自動車業界は変化の時期だと思いますが、今後の販売、生産がどのように変わっていくと思いますか

(近藤氏)メーカーとして技術開発をしていくことは必要だと思っていますが、自動運転については、社会のインフラとセットになって取り組んでいかないと、ユーザーが安心して使用できるようにはならないのではと個人的には思っています。

マツダはお客様に運転を楽しんで頂きたいということを大事にして開発・製造している企業です。お客様の安全をサポートするための技術開発はもちろんのこと、楽しんで快適に運転して頂けるような技術開発を今後も目指していきたいと考えています。

(平林)今後の販売環境は変わっていくと思いますか

(近藤氏)自動車業界はまだまだインターネット技術の活用と言う部分では他の業界と比べると遅れていると思いますが、個人的には特にオンラインでの販売に力を入れていくというようなことは考えていません。

やはりマツダのお客様には、ディーラーに行って、話を聞き、試乗して頂き、車の良さを体感して頂いたうえで安心して購入して頂きたいと考えています。またご購入後のサービス・メンテナンスも含めてディーラーとの関係も築きながら、当社の車に長く乗り続けていただくことを目指しています。

ただ、インターネットは情報収集の重要なツールですので、有意義な情報の提供には引き続き取り組んでいきたいと思います

(平林)では、御社の強みはどういった部分だと思いますか。

(近藤氏)まず一つ目に商品です。マツダ車のデザインは多くの市場で高い評価を頂いております。また我々は「意のままに操る」と言っていますが、すべてのマツダ車は、走る・曲がる・止まる、のあらゆるシーンで、ドライバーの意図通りに反応する車に仕上がっています。

二つ目は販売網です。マツダのブランドに愛着、誇りをもった販売店のオーナーの方がたくさんいらっしゃって、各地元に根付いた幅広い販売網を持っています。

最後にマツダカナダの社員です。勤続年数の長い社員も多く、チームワークがとても良く各部署との連携がスムーズに出来ています。そういった環境で一緒に仕事ができるのは私にとってもとても有難いことだと思っています。

(平林)では、このあたりで近藤社長のご経歴についてお伺いできますか。

(近藤氏)出身は大阪で大学まで大阪にいました。卒業後、当社へ入社し現在に至ります。まず最初に日本でヨーロッパ向けの商品マーケティングを担当し、その後、欧州本社のあったベルギーに駐在、その間に本社がドイツへ移転した関係でドイツにも駐在しました。その後一旦日本に戻ったあと、今度はポーランド、ドイツに駐在し一度日本に戻り今回初めて北米カナダに駐在となりました。

(平林)ヨーロッパでのご経験が長くていらっしゃるのですね。マツダへ入社されたきっかけは何かありましたか。

(近藤氏)もともとメーカーの仕事に興味がありました。その中でも海外市場に向けた仕事がしたいなと思っていたところ、輸出比率の高かったマツダに縁あって入社することになりました。

(平林)では現在はご希望のどおりのお仕事についてる訳ですね。海外生活も長いですが、ヨーロッパやカナダ、日本で何か違いなどは感じますか。

(近藤氏)カナダは特にフレンドリーな方が多いと感じます。駐在していた時代もあるとは思いますが、異文化への受容性というのはヨーロッパに比べると高いなと感じます。でも仕事をする上ではあまりどの地域だからという違いは感じないですね。

(平林)郷に入れば郷に従えといった感じで、きっと順応力が高いのですね。何かお仕事をする上で印象に残る経験などありますか。

(近藤氏)長く携わっていた商品マーケティングの仕事では、新型車の開発段階にも関わり、例えばどのような装備の体系にするか等、デザイナー・エンジニアとも議論しながら車を作り上げていくという経験をしました。自分が関わってきた車が市場に出る時と言うのは非常に嬉しいですし、楽しい瞬間ですね。自動車メーカーに勤める人間の醍醐味だと思います。


(平林)仕事をしている上で大切にしていることは何かありますか。

(近藤氏)前向きに仕事をしていこうと思っています。また何か意思決定をする時には、お客様の視点を忘れないように心がけています。また弊社の強みでもお話しましたが、チームワークを大切にしています。

(平林)チームワークを高めるために何か社員同士のイベントなどはありますか

(近藤氏)年に一度従業員のGalaがありますし、クリスマスランチなどもしています。仕事以外でもソフトボールのチームがあったり、ビーチバレーやカーリングなど色々なイベントがありますので、出来る限り参加するようにしています。

(平林)休日はどのようにお過ごしですか。

(近藤氏)スポーツ観戦が好きなので、バスケットや野球、アイスホッケーなどトロントは色々なシーズンにスポーツ観戦が楽しめていいですね。バスケット、野球は何度かスタジアムにも観に行ったりもしています。また旅行も好きなので、モントリオールやケベックシティ、プリンスエドワード島に行きました。

(平林)カナダで何か挑戦したいことはありますか。

(近藤氏)ゴルフにはいい環境ですので、少しは上手くなって帰りたいです。

(平林)最後に商工会会員へのメッセージをお願いいたします。

(近藤氏)マツダ車をご愛好頂いている皆様に感謝申し上げます。まだ乗られたことがない方は是非試乗体験してみていただければと思います。現在当社には5人の駐在員ならびに家族が滞在しておりますので、今後とも是非宜しくお願い致します。

(平林)インタビューは以上となります。本日はお時間を頂きありがとうございました。






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