専務理事のばたばた日記 

第131

商工会事務局 伊東 義員


2月高校生日 高校生へのビジネスレクチャー


昨年末、日本のある大学附属高校から問い合わせがあった。その高校では海外体験プログラムを実施しており、今回、カナダに数名の生徒を連れてくるとのこと。滞在場所は、現地コーディネーターやこれまでのつながりから、キッチナー。

プログラム日程の中に、トロントに来て総領事館、ジェトロなどから話を聞く予定が組まれており、時間が取れれば商工会からも話をしていただきたいとの申し入れ。もちろん、喜んでお引き受けしますと返答。後日、キッチナーからの往復の時間を考えると、商工会事務所に立ち寄って話を伺う時間が取れないとの連絡をいただいた。

折角の機会なので、もしプログラム予定に余裕があれば、自分がキッチナーまで出向きましょうと提案したところ、プログラム最終日の午前中に時間が取れるということで、出向いていくことになった。

自分からは、カナダへの日系企業進出の歴史と現状、問題点、日系企業駐在員の苦労、トロントの日系コミュニティーの歴史と現状、トロントでの日本語教育と帰国子女教育などをお話できますがどれを話しましょうか、と事前に伺ったところ、全部お願いします、とのこと。

総領事館やジェトロからも話を聞いており重複する部分もあるが、商工会ならではの内容もあるでしょう、と全部お話することにした。いただいた時間は2時間。それぞれのテーマに30分ずつ割り振り、20分ほど話をして10分ほどの質疑応答、を4セッション行った。

高校1年から3年の計6名の生徒さんたちで、さすがに高校1年生には企業の話はピンと来ないようであったが、卒業を控えた高校3年生はなかなか鋭い質問をしてきた。海外に出たいと願う若者が減っていると言われているが、こうした若者に接するとまだまだ海外を見たい、知りたいという希望はあるのではないだろうかと感じた。

こうした海外プログラムに参加するには経済的な面での負担もあるだろうが、日本以外のことを知り体験することで、日本を一層よく理解できることになるかもしれない。今後もこうした機会があれば、積極的に協力していきたいと考えている。


2月西部セミナー日 初めてウッドストックでセミナー開催
商工会では、会員企業のビジネスに役立つ情報提供の場として、年間10回以上のビジネスセミナーを開催している。その内容は、産業、会社法、雇用法、移民法、会計税務、などに加えIT関連やリスク管理などにも及ぶ。

商工会会員企業には、自動車産業に関連して製造現や倉庫など、いわゆる労働現場を持つ企業も多く、職場労働災害についての備えは十分にしておかなければならない。

オンタリオ州では、業界、職種や従業員規模に応じて、Workplace Safety and Insurance Board(WSIB)が定める労災保険に加入することが義務付けられている。その法令が改定されることとなり、保険料金額や適用クラスなどの変更が企業に大きな影響を与えるとのことから、昨年、労働災害保険WSIBについてのセミナーをミシサガで開催した。

製造現場や倉庫を持つ会員企業さんに多く参加してほしいとの思いからミシサガでの開催としたが、商工会会員企業はケンブリッジ、ウッドストック、さらにはストラッドフォード、リストエル、ブラントフォードという地域にも居られ、ミシサガでのセミナー参加も一日かかりとなることから、参加して欲しいと想定した企業さんが少なかった。

では、そうした会員企業が参加しやすい場所でセミナーを開催しようと、今回は同じ内容ながら、ウッドストックでの開催とした。参加は、10名とこじんまりしたセミナーだったが、普段お目にかかれない方にもご出席いただき、開催の意義はあったと感じている。今後も、このように会員さんの目線で商工会のイベントを企画していきたいと思う。




(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



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