専務理事のばたばた日記 

第129

商工会事務局 伊東 義員


12月忘年会日 やっぱり日本人は忘年会好き


師走になると、なにもなくても心はせわしくなる。クリスマス気分で盛り上がる街に出ると、すっかりホリデー気分。そんな空気に包まれると日本人の心が騒ぎだす。「忘年会、やろう!」という訳で、毎年商工会忘年会と称して純日本風の忘年会を開催している。

まずは、会員を中心とする忘年会。なかなか12月の金曜日に大人数の宴会をさせてもられる場所はなく、お店選定に苦労するが、昨年からKinka Izakaya Bloor店で開催させてもらっている。

お店の半分に相当する座敷部分の貸し切りで、やや強引に詰め込んで50名。年々申し込みが増え、今年は定員オーバーとなり、一時ウェイティングとなったが、例年直前参加できなくなる方が数名いることを見込んで申し込みされた方は全員受け付けた。予想通り、都合がつかなくなった方がおり、定員内に収まった。

料理はお店のコースを頼み、飲みものは好きなものを注文してもらう。前年は焼酎が人気でかなり飲まれたが、今年は日本酒。開始にあたり頼んだお酒はかならず飲むようにとお伝えした。以前、ボトルで頼み、大量に残してしまったことがあったことの反省。

商工会懇親イベントの恒例となっているくじによる座席決定と、途中での席替え。会員の皆さんも慣れたもので、混乱もなくスムーズに席を移動され、多くの方と懇親を深められた様子。

もうひとつは茶話会忘年会。こちらは、主に駐在員の奥様の会で昼食忘年会。中華レストランの別室を貸し切り、飲茶を楽しみながらのおしゃべり中心。今回は、食事に先立ち、国際交流基金の田中先生に講師をお願いし、幼児期の日本語維持のための工夫を紹介していただいた。

茶話会で一番話題となるのが、やはりお子さんの教育。最近は、若い駐在員が増えてきたことから、小さいお子さんがおられる家庭が増えた。数年後に帰任することを考えると、小さいお子さんの言語環境をどうしたらよいのか、悩まれることも多いのではと考えた次第。

田中先生は専門外にも拘わらず、快く引き受けてくださり様々なケースを調べて紹介してくださった。感謝を申し上げたい。


12月奉仕日 ジャパニーズソーシャルサービスの活動、知ってます?
商工会では、毎年新年懇親会で会員企業からお預かりする寄付金の一部をジャパニーズソーシャルサービスに寄付している。ジャパニーズソーシャルサービスは、日系コミュニティーの中で、困った人に手を差し伸べる非営利慈善団体で、カウンセリング、年末ホリデードライブ、各種セミナーなどを行っている。

様々な活動の中の一つに、「こんにちは」プログラムがある。日系コミュニティーでは様々な文化イベントやネットワーキングイベントがあるが、そうしたイベントなどに出てこられない高齢者の方、一人住まいの方、高齢になり日本語還りしたために周囲の人や家族と英語でのコミュニケーションが取れなくなっている方が対象。

そうした方は多くおられるが、コミュニティーで孤立しないように、定期的に訪問して日本語で話をしてくるというのがこのボランティアプログラムだ。

5月の理事会を日系文化会館で行った際に受けたジャパニーズソーシャルサービスの活動プレゼンテーションの中にこの活動についての説明があり、なにかお手伝いができないかと検討していた。

担当からは、「トロント西部からミシサガにかけて孤立している方が増えてきているので、そうした地域でまずはボランティア説明会を開催したいが協力支援してもらえないだろうか」との相談を受け、会場探しを始めた。

当初、会員企業の会議室でも終日借りることができれば、会場費は無料。お昼のサンドウィッチ程度は商工会が手配してあげれば、お昼を挟んでの説明会ができると計画。しかし、この地域には会員企業がなく、企業の会議室借用は実現不可。

そこで浮かんだのが、トロント市警察学校。長年続けている交通法規セミナーではトロント市警察に協力いただいているが、そのセミナー開催場所でトロント市警察学校の会議室はどう?と提案されたことがあったことを思い出した。場所もエトビコ地域で条件にぴったり。

早速、アジアコミュニティー担当に連絡を取り、2月上旬には部屋を確保できたとの連絡を貰えた。ここもやはり部屋の使用料は無料。お昼だけ準備してあげ、部屋まで届けた。当日の参加者は6名ほどだったが、ジャパニーズソーシャルサービスの活動をしってもらうとともに、ボランティア登録手続きなどにも応募してくれた方がおられたようだ。

商工会のネットワークを最大限に活用すれば、費用負担は最小限で日系コミュニティーに貢献できることを実感。このプログラム支援、半年に1回くらいのペースで開催できたらと考えている。




(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、商工会の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)



この号の目次へ戻る