あの人は今・・・ トロントOB便り

アジアの西の国から
在パキスタン日本国大使館  待井 長嗣 


 

トロント日本商工会員および、『とりりあむ』読者の皆様ご無沙汰いたしております。トロントからパキスタンのイスラマバードに転勤して4カ月が経ちましたが、未だに“カナダロス”の元在トロント日本国総領事館の待井でございます。

3年間のトロント在勤時には公私にわたり皆様に大変お世話になり、誠にありがとうございました。

トロント商工会の皆さまにおかれましては、CNタワーと桜の新ロゴマークのもと益々のご発展お喜び申し上げます。

さて、私が赴任したパキスタンは、1947年にイギリス領インド帝国が解体し、インドとパキスタンに分離独立してからもインドと3回の戦争を行い、未だに国境が未確定となっているところもある政情不安定な国です。

ゴダイゴの代表曲で覚えたガンダーラも実はほとんどがパキスタン領内となっているのはここに来て初めて知りました。

パキスタンは2018年の新年早々河野外務大臣の訪問がありましたが、2018年は日本とカナダの国交樹立90周年、また、カナダがG7サミット議長国となる節目の年ということで、日本からの要人訪問もあるでしょうし、ますますカナダのニュースから目が離せなくなりそうです。

そんな中、私の近況はと申しますと、なんといってもウィルスメールです!!!

なんと、私が転勤してから4カ月の間に、カナダ最大手の銀行を騙って、海外へ転勤した人はこちらのサイトからパスワードを入力して質問に答えてくださいといメールが3件、オンタリオ州裁判所を騙るサイトから、11月にあなたの車が駐車違反をしているので、こちらのサイトから罰金を支払ってください1件、裁判所に出頭命令が出ているので、こちらのサイトから個人情報を登録して確認してくださいが2件。

いずれもウィルスメールと確認できましたが、届いた時は一瞬クリックしてしまいそうな巧妙なものもあり、詐欺メールの見分け方がだいぶ詳しくなってしまいました(笑)。

皆様におかれましても身に覚えのないメールやSNSで届いた連絡は、「ウィルスメールあけてもーたー」とならないようにくれぐれもお気をつけください。(以下がその一つ)

 

また、パキスタンにおいては、テロ組織への資金提供がないかということで銀行関係の検閲が厳しいようで、私もパキスタンでの滞在許可申請書になぜかパキスタンの口座番号から家族全員の氏名、生年月日、母親の旧姓まで書かされて、12月下旬にやっと滞在許可がでました。

最近も12月にカナダの銀行に郵送していた書類がポストコード不一致で返却されたのですが、開封された形跡があったので中身を見てみると「こちらはパキスタン税関です。書類の内容につき確認して、これは待井さんが送付した書類に間違いありません。お問い合わせがあればこちらまで」との手書き文字入りのパキスタン税関担当者の名刺が同封されており、ほんとにこの国の個人情報管理は大丈夫なのか心配している今日この頃です。

まあ、海外に住んでいるとその国でいかに楽しく過ごすかということにつきると思いますので、パキスタンでも何か楽しめることを見つけていきたいと思っています。

最後に、トロント商工会の皆さまのご健康とますますのご活躍をお祈り致します。

(上記記述は、筆者の個人的意見、判断で書かれているもので、日本政府及び外務省の意見・意向を反映しているものではありません。また、個別内容について、誤解、理解不足等があるかもしれませんが、それらは全て筆者の責任によるものです。)


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