あの人は今・・・ トロントOB便り

○○の北側--カナダと東北地方
佐竹 陽一 日本通運株式会社 仙台航空支店
 

 

トロント日本商工会員および、とりりあむ読者の皆様ご無沙汰いたしております。日本通運の佐竹でございます。カナダトロント勤務時には公私にわたり大変お世話になりました。 改めて御礼申し上げます。

2012年から四年半のトロント勤務を終え5月の日本帰国から早くも半年が経ちました。 伊東専務理事から『あの人は今』への寄稿のご要請をいただき原稿を書き始めましたが、半年間で『あの人は誰?』になっているのかなと思いつつ筆を進めています。

さて、私の近況とここ東北での発見?を報告いたします。

現在、日本通運 仙台航空支店にて東北6県の航空貨物取扱支店の統括の仕事をしております。北は青森県から南は福島県までの輸出入貨物と国内航空貨物の取り扱いが守備範囲です。 

取り扱い品目は工業製品からさくらんぼやリンゴといった農産品まで様々ですが、面積の割には少ない人口、まばらな工業団地、貿易や消費の中心地の北に所在し東京や大阪の物流量とは比にならない現状があります。

気候や文化ですが、関西人の私からは新鮮なものが多々あります。まず、気候ですが、5月の帰国ということで日本の夏の酷暑を恐れていました。

幸いなことにここ仙台の今年の夏は30度にとどかない日々で非常に過ごしやすかったのですが、山形や福島は気温湿気ともに高く冬は日本海側を中心に豪雪・低温(未経験。これから)と、南の太平洋ベルト地帯にはない厳しさです。

文化については、伝統と新しいものが融合した素晴らしいものがありますが、殊イベントにおいては大きく盛り上がります。特に夏の祭り。8月の初旬にある祭りは短い夏を思う存分楽しみ弾けるものです。

今年は、仙台七夕・盛岡さんさ踊り・秋田竿灯・青森ねぶたに行きました。ねぶたでは弊社が71年間参加していることもあり、跳人(はねと)の衣装で参加“ラッセラー”の掛け声とともに大いに跳ねました。

食べ物、おいしい!米は安い食堂でもうまい。刺身や寿司は新鮮。山形や福島の果物は絶品。 日本酒は地酒も多く、呑み助には最高。(小さな居酒屋でも日本酒用の専用冷蔵庫がほぼあります。ビックリ!個人的には山形十四代と仙臺荒町森民が好き。)

あと、本州の東端ということで、大阪より日出日の入が30分早い。北の方なので夏の昼間が長い。東北地方の地図は縦長(関西・アメリカ・カナダの地図は横長)。

USの北のカナダ。関東の北の東北地方。人の性格も含めなんとなく似ています。
              
最後に、東日本大震災で多くの犠牲が出ました東北太平洋沿岸部ですが、震災から7年目になっていますが、大きな漁村だったところが未だ更地、海岸沿いでは大きな防波堤用に土盛を造る重機が休みなく動き、常磐線は未だ全通せず。これらを目の当たりにし、地震津波の大きさ怖さ、防災の重要性を直に感じています。

カナダトロントも、これから厳しく長い冬に突入ですね。商工会会員の皆様が健康で幸せなクリスマス・新年をお迎えになられることを祈念いたします。

んだから、宮城さ~ございん。(ぜひ、宮城にもお越しください。)


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