リレー随筆


カナダ、夏、テニス
村井 隆文 ITO EN (North America)Inc.

「テニスいってきまーす。2時間もしないうちに帰ってくるから…」
週末の夕方、奥さんからの少し冷ややかな視線を背中に感じつつ、それに気付かないふりをしながら家を出る。

まだ子育て真っ只中の我が家。少し後ろめたさを感じつつも、「自分が健康である事も一家の働き手としての大事な務め」などと自分に都合のいい解釈を唱えながらコートへと向かう。

中学、高校と部活動はテニス、そこで少しテニスをかじったけれどその後の大学、社会人としばらくテニスから離れてしまい、定期的なプレイを再開したのは海外に出た約10年ほど前のこと。

当時の再開の動機はネットワーキングの一環として、もう一つの理由は生活環境の変化で体重が増えだし、手遅れになる前にと考えたのがきっかけだったが、それ以来、月に3回~5回くらいのペースでテニスを続けています。

4年ほど前にカナダに来たとき「これはちょっとした罰ゲームでは?」と思ったほど冬のトロントは寒いですが、スポーツをする際にはここの夏は天国。気温は30度を超える日はさほど無く湿度も低め、しばらくボールを打ち合っていても身体に良いと思えるくらいの気持ちの良い汗が出る程度。

ボールに集中しながら身体を動かすこことは、心身ともにリフレッシュでき本当に心地良いです。「カナダで夏にやるテニスは最高!」と声を大にして叫びたい。以前、日本で夏場に蒸し暑い中、汗だくになりながらやっていた頃と比べたらこの気候は本当に素敵です。

小生が普段利用しているコートはBayview Village Tennis Clubといいます。North York近辺にお住まいの方々はよくご存知かも知れませんが、Bayview Ave.と Sheppard Ave E. の交差点にある Bayview Village Shopping Center の北東側の裏手にあります。

屋外コートの為、オープンシーズンは4月の中旬頃から10月上旬頃まで。会費は2017年現在、1シーズン大人$125(早期申し込みの場合は$100)Junior ( 4-15歳 )は$40。会費を払ってしまえばコートフィーは一切掛かりません。自分の知る限りトロント近郊の有料コートでは費用が一番安いのではと思っています。(注:筆者はBayview Village Tennis Clubの回し者ではございません。)

この文章が掲載される頃には、もう今年のシーズンもおそろそろ終わり、屋外コートは閉まっている頃かもしれませんが、流石は国土の広いカナダ、有料・無料のコートを含め、テニスの出来るところは沢山あります。テニスにご興味が有る方はカナダにいらっしゃるうちに、是非始めてみてはいかがでしょう?

小生も、やっと今秋からキンダーに通い始めたばかりの息子と来年こそは一緒にプレイできることを今から心待ちにしています。




この号の目次へ戻る   「リレー随筆」記事一覧ページへ