「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー



<第169回>
Honda Trading Canada I山田 貴 Sr. Vice President

トロントから北へ約1時間のAllistonにあるホンダトレーディングカナダを訪問、日本では人事部門、経営企画部門を経験し、今回初めての海外赴任となる山田氏にお話しを伺いました。プライベートな時間に楽しまれるこの土地ならではのアウトドアのお話にもご注目ください。


(平林)御社の事業内容をお願いいたします。

(山田氏)弊社はホンダが車を作る際の原材料、部品、設備を購入しホンダに納めています。例えば、ホンダと鉄鋼会社の間に立って集中購買という機能のオペレーションやデリバリ業務を担っております。

その他には、ホンダの工場から出てくる廃材のリサイクルにも貢献しております。また通関ライセンスを持っていることもあり、通常であれば複数の仲介業者が介在し、中間コストがかかるところ、弊社ではその部分を省略することができコストダウンをして提供することができます。

現在ホンダのカナダの工場では、シビック、CR-Vの2車種を製造しており、車種を特定することで、高い生産性を実現しておりますが、弊社としても今後ともホンダの生産に貢献していきたいと考えております。

(平林)原材料の調達サポート、部品とはどういった製品を扱っているのでしょうか。

(山田氏)原材料としては、鉄、アルミ、樹脂などがありますが、そのうち鉄が大きな割合を占めております。部品のボリュームはあまり大きくはありませんが、私たちは北米中心に、お客様のニーズにあわせ日本やアジア各地から部品の調達を行っております。廃材のリサイクルの中には鉄やアルミの他に、手袋などのリサイクルにも携わっております。

(平林)御社の強みはどこにあると思いますか。

(山田氏)弊社はホンダの工場の敷地内にございますので、コミニケーションのとりやすさや、すぐ色々なことに対応することができる点だと思います。事業としての強みは、幅広いものを取り扱っていること、また物流は先ほど話したように弊社がフォワーダーの役割もできますので、中間コストを省いてご提供ができる点だと思います。

(平林)前回5年前に取材をさせていただいたのですが、何か変化はございましたでしょうか。

(山田氏)一番の大きな変化は社長がカナダ人になったことだと思います。従業員からすると今までの仲間が会社の代表になりましたので、より“まとまり感”が高まったのではないかと思います。ただし懸念もありまして、40名弱の比較的小さな拠点ですので、次の幹部候補の確保、育成が今後の課題です。

(平林)今後、力を入れていきたいこと展望などございますか。

(山田氏)まずは今やっていることを
いかに強く広げていくか、足場をしっかりと地固めしていくことに注力していくことを目標としています。物流の部分についても、ライセンスを活かして今後どうマーケットを広げていくかを考えて行く必要があると思います。

(平林)ご経歴についてお伺いしたいと思いますが、ご出身はどちらでしょうか。

(山田氏)出身は埼玉で今回初めて埼玉を出て生活しています。大学を卒業してから3年ほど石油精製会社の人事部門で働いていました。その後転職活動をしていく中で、弊社が今まで人事総務として行っていた業務を分割し、新しく人事部門を立ち上げるための人員募集していることを知り、応募しました。

ホンダの自由闊達という社風と面接の際にも面接官から「自由にやっていいよ」という話があり、管理系の部門でもそういうことを言う会社があることに共感し、入社することになりました。

(平林)入社後のご経歴をお願いします。

(山田氏)入社後は人事部門に11年間、その後経営企画部門に4年間、そして今回カナダへ赴任となりました。ここカナダには、副社長というポジションで来ていまして、管理を中心にガバナンス、リスク管理といった部分に携わっています。

(平林)これまでのご経験の中で、一番印象に残っているお仕事ありますか。

(山田氏)人事、経営管理となかなか口外できない話が多い部署にいたので難しいのですが、人事部門にいた最後の2年間は、人事業務と関係の薄い業務に携わっておりました。そのなかでも、本社の移転プロジェクトは、300数十人規模、約1年に渡るプロジェクトで、プロジェクトマネージャーの役割を任されました。

その当時は、本社移転は総務部門の業務であるという気持ちが強く、腑に落ちずやらされているという感覚がありました。今となっては人事にいながら色々な経験させてもらう良い機会になったと思います。

(平林)何か今までご苦労などありましたか。

(山田氏)人事部門での経験が長かった後で、全く畑の違う経営企画部門に異動となり、最初は何をすればいいか、会社とはビジネスとは何かというところから始めるような状況で、はじめはかなり戸惑いました。

(平林)仕事を進める上で大切になさっていることはどのようなことでしょうか。

(山田氏)コミュニケーションを多くとるようにしています。また裏表なく相手に接し、自分の知っている情報や意見を伝えていくようにしています。こちらに来て感じることは従業員の皆さんが個々の仕事に対しプロフェッショナルだと思います。

その反面自分の領域以外にあまり興味がないということを感じます。皆さんの仕事は海外と繋がっているので、もっと外に興味を持って色々な仕事に臨んでいっていただきたいということ、また会社に対する関心を徐々に広げて行って頂き、共有する意識を高めていけるようにしていきたいと考えています。

(平林)プライベートについてもお伺いしたいと思いますが、ご趣味は何でしょうか。

(山田氏)日本では野球をやっていましたがこちらではゴルフをする回数が増えました。カナダに来て一人ゴルフも経験いたしました。その他にはニューマーケットの東側に乗馬をするところがあり、何度か行ってきました。日本ですと講習を受けないと乗馬(トレッキング)はできないのですが、こちらは敷居が低いのですぐに馬に乗ることができます。

(平林)今後カナダでやってみたいことはありますか。

(山田氏)ここから北に30分ほど行ったところに、1キロくらいの林間コースでスケートをする場所があるそうなので、スケート靴を買おうと思っています。あとはバスケットや野球などのスポーツ観戦も行ってみたいと思っています。


(平林)最後になりますが、商工会会員へメッセージをお願いいたします。

(山田氏)商社という業種柄、取り扱う物も取引をさせて頂く企業も基本的には制限がありませんので、幅広い業種、業界の方々との良好な関係を築いていきたいと考えております。そういった関係を通じて、お互いのビジネスの発展とカナダの更なる発展に貢献できればと思っております。

もちろん、仕事だけではなくプライベートでも充実したカナダライフが送れればと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

(平林)インタビューは以上となります。是非来年の商工会のゴルフ大会で腕前をご披露頂ければと思います。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

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