商工会イベントレポート

第6回 オンタリオ州交通法規セミナー
文責:伊東 義員



9月9日(土)第6回目となる「日本語で学ぶオンタリオ州交通法規セミナー」を開催しました。

1992年秋より、日本とオンタリオ州は普通運転免許(Gラインセス)について相互に書き換えができるようになり、日本からオンタリオ州に来られた方は学科・実技試験なしでオンタリオ州Gライセンス免許を取得できます。

しかし、学科を勉強する必要がないために、特有のルールや、毎年のように改定変更される法規について学ぶ機会がありません。駐在の方はもちろん、帯同で来られる奥様などが、お子さんの学校の送り迎え、買い物などで車を運転しなければならない場合、交通法規の知識は知っておかなければならないものです。


駐車違反など罰金で済む軽微なものから、事故に遭った場合の対応など、様々な状況が想定されます。しかし、日本語でオンタリオ州交通法規を解説したものがなく、不安に思いながら運転されている方が多数いることと思います。

そこで、商工会では、生活立ち上げ支援プログラムの一つとして、2012年よりトロント市警察の協力を得て、交通専門官に来ていただき、日本語通訳を介して最新の交通法規を学んでいただいております。

このセミナーについては、駐在員家庭のみならず、カナダに移住した方、研究留学等で滞在する方なども同じ状況にあることから、商工会会員以外の方も参加できるコミュニティーセミナーとしています。

今年は会場をダウンタウンのメトロホールに変え、45名に参加いただきました。交通法規セミナー開始前に、トロント市警察が数年前に作成したビデオ日本語版を上映し、警察官に呼び止められたときの対応、警察が家に来たときの対応などを学びました。

トロント市警察では、このビデオを英語、フランス語はもちろんのこと、多言語で吹き替え版を作っており、日本語も含まれています。英語、フランス語を話せない人が多い多言語都市の特徴だと思います。

交通法規については、歩行者の安全、自転車、信号、標識、駐車など基本的な知識とともに、スクールバス、路面電車、緊急自動車などへの対応、さらに交通事故に遭ったときの対処、報告の仕方や保険処理など、非常に盛沢山の内容をカバーしております。

オンタリオ州の交通法規は毎年のように改定されており、このセミナーの直前に発表になった違反チケットの申告制度については、専門家でさえ、まだその詳細を知らされていないということもあるようです。

2時間半に及ぶセミナーですが、毎年多くの方が参加され好評をいただいております。ビデオ収録もしており、会員限定ページにアップしてありますので是非ご参照ください。医療セミナーと合わせ、出張セミナーも受けつけますので、遠方の企業やコミュニティーの方でご希望がある場合には、商工会事務局までお問合せください。

                     


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