リレー随筆




やっぱり好きになることは…
Sleeman Breweries Ltd.  南 将


カナダに赴任したのが2010年夏ですので、6年がたちました。その前に2004年春から赴任していた米国赴任期間とあわせると、はや12年半となりました。

中学2年のときにクラスで一人だけ英検4級に落ちました。先生が「一人を除いて全員合格」みたいなことを言っていて、当時クラスでもまあまあの成績であった私はまず自分がそのひとりではないだろうと完全に油断してました。その直後、先生が自分の名前を呼んだ時、よく状況が飲み込めず、自分の耳を疑いました。‎あの頃は海外で働きたいなんてこれっぽっちも思いませんでした。

カナダに来てから,多くの日本人の方と交流させていただき、人の繋がりって素晴らしいなと改めて実感させられました。そしてそれぞれ活躍されている皆さんにいろいろな刺激を受けながら自分もなんとか頑張ってます。

輝いている方は皆さんカナダでの生活が好きで、仲間が好きで、会社が好きで、仕事が好きで頑張られてんだなという印象を受けます。当然なんでしょうがやっぱり好きになることは成功の、楽しく生きていくための秘訣だなと思います。

‎カナダに来て2年目に長男が生まれました。

現在4歳ですが、最近、「大昔の生物」という本が好きで、寝る前に毎日読んであげてます。おかげで私も地球の誕生から順に、先カンブリア時代、古生代(カンブリア期、オルドビス期、シルル期、デボン紀、石炭期、ペルム期)、中生代(三畳期、ジュラ紀、白亜紀)、新生代(古第三期、新第三期、第四期)、とすべての時代名を暗記しました。

毎晩この本を読みたいと言ってくるので読んであげるのですが、いつも恐竜が出現する全然前のデボン紀に到達するかしないかで彼は眠りこけてます。

本年5月には次男が生まれました。会社から帰ってきて自分に気づくといつも笑ってくれるので心が和みます。


週末は長男の水泳教室から始まり、そのまま私の趣味である釣りに彼を連れ出し1~2時間付き合ってもらって、あとはレゴランドとかトロント動物園とかFantasy Fair(Etobicokeにある室内遊園地)など、年間パスを購入してるのでそこで彼と遊ぶという生活です。

レゴランドでは自分もレゴ作りに没頭したまに長男を見失い,動物園では昨年生まれたパンダの双子の赤ちゃんに感動したりしてます。「大昔の生物」の影響で先週から釣りの時に化石探しも加わりました。貝の化石(たぶん)を見つけました。




カナダに来て本当に釣りにはまりました。‎夏バス、春と秋はサーモン・トラウト,冬はアイスフィッシングで古代魚みたいな風体のパイクという魚を釣ります。一年中釣りを気軽に楽しめます。現在住んでいるミササガ市のクレジットリバーでも秋になるとオンタリオ湖から遡上してくるサーモンとかトラウト釣りが楽しめます。

サーモン・トラウトは私は主にサーモンの卵を模したビーズで釣るんですが、季節や天候や水の濁り具合などにより釣れるビーズの色や大きさが異なり、ピンクとかオレンジとか白とかカラフルに揃えてます。ただの丸いプラスチックといえばそれだけなので、こんなもので本当に釣れるのかと半信半疑でしたが、確かに釣れます。ただそれなりのテクニックとその釣りに合った道具は必要で、私は一年目は全く釣れませんでした。

自分の身長の倍くらいある竿を使って釣ります。今も釣れる日があったりなかったりですが、釣れなくても釣りをすることでリラックスできます。 近所の釣具屋のおっちゃんは釣れなくてもいい、釣れたらそれはギフトだと言います。おっちゃんは釣れるための道具を売ってるくせにとも思いますが。

またアイスフィッシングは 可愛らしい小さい竿で湖上にテントを張って中でストーブをつけながらお菓子を食べながら釣ります。思ったより快適です。パイクは見るからに獰猛で,アイスフィッシングの穴から水中のルアーにどこからともなく襲いかかってくる姿を目の当たりにすると圧巻です。でもどことなく可愛らしくも見えます。

こんなペースでこれからも仕事も私生活も楽しむことを大切にして行きたいと思います。



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