あの人は今・・・ トロントOB便り


「もうすぐ帰国2年、新しい取組とチャレンジ」
パナソニック 深田 昌則

トロント商工会の皆様、大変ご無沙汰しております。
パナソニックの深田です。

私は2010年5月から2014年7月まで4年3か月、パナソニックカナダで勤務しておりました。帰国してもう2年弱が経とうとしています。本当に時間の流れが加速するのを実感しています。

帰国後半年は大阪で勤務していましたが、現在は滋賀県草津市にあるアプライアンス(家電部門)にて、新規事業開発を担当しています。近年、多くの日本企業が新しい事業を生み出せず、事業の成長が鈍化していると言われており、私もそれを打破すべく様々な取組みを行なっています。

そのため昨年よりアプライアンス部門内に新規事業開発室を立ち上げ、オープンイノベーション型の事業開発を担当しています。シリコンバレーではスタートアップ企業を集めたピッチコンテストを開催、アジアでは生産開発委託先の企業とのコラボレーションを企画するなどを行なっています。

また社内でも新しいチャレンジを加速する風土作りによる新規事業アイデアの事業化促進のため、社内外の人材を集めワークショップなどを仕掛けたりしています。この世界は日本でも元気な若者たちがたくさんおり、私も国境を感じさせない働き方を加速しています。

ところで、アプライアンス部門のある滋賀県草津市と聞いても、関西出身の方以外や外国の方にはピンとこないと思います。ここにはもちろん温泉はありません(温泉があるのは群馬県草津)が、実は京都から車で30分の距離(トロント〜ミシサガ間の感覚)。

そして京都から東京は新幹線で2時間の距離(トロント〜キングストン程度)。そのためこの立地を活かし、上記のワークショップなども京都で仕事をするようにしています。カナダでの土地感覚がこんな時に活きるとは思いもしませんでした。

今後はカナダのスタートアップ企業(英語ではベンチャー企業とは言わないですね)との連携や、大小規模取り混ぜた日本企業同士のコラボレーションなどにも取り組みたいと思います。新しいトロントでやっていたように、企業や組織間の壁を取り払って、協働・共創を加速すれば、日本企業はもっと強くなれると思います。

そういえば、今回帰国してから決めたこととして「残業しない」。実は、やれば出来るんですね。その空いた時間を使い昨年はジム通い、そして今年からは社会人大学院での勉強を始めました。

自分の時間を大事にして新しいチャレンジを自分に課す。カナダ時代にはなかなか出来ませんでしたが、カナダ人たち、カナダの日系社会の皆様の生き方を見ながら、帰国を期に新しい生活にチャレンジしてみました。これもカナダ生活経験の賜物だと思います。

最後になりましたが、今回の熊本・大分の震災で被災された方々、ご家族ご親戚が被災された方々、お見舞い申し上げます。私も神戸の震災の際は実家が被災したので、大変さがわかりますが、早期の生活復興をお祈り申し上げます。

これからも、仲良くして頂いているトロント在住の方々、トロント時代に縁のあった方々とのつながりを大事にしていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。京都・神戸等関西方面お越しの際はどうぞお声をおかけ頂ければと思います。


<Before & After>

クイーンズ大学在学時代(1990年冬、オンタリオ湖上・キングストンにて)

現在の私(2016年、京都にて)


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