わたしのとっておきのお店


モントリオールスタイルのホットドッグがトロントに上陸

JETRO 小川 春香




カナダ在住の方は、誰もが一度は目にしたことがあるだろうプーティーンのチェーン店“Smoke’s Poutinerie”。現在最も成長が著しい企業の一つですが、同社は2008年11月開業以降6年間で100店舗をオンタリオ州中心に開店しました。

海外展開にも積極的で、現在はカリフォルニアを中心に展開、先日はハリウッドやラスベガスにも進出、2020年までには米国、日本も含むアジア、オーストラリア、中東など全世界に1300店舗を設置することを発表しています。

この勢いの背景には、創設者の夢とロマン、ユニークなアイディアが隠されています。ロックミュージシャンであった創設者は、世界で有名になるために、音楽ではなくカナダが誇る料理であるプーティーンで実現したいと考え、それが創設のきっかけとなりました。

店内に流れるロック、アイディア溢れる多数のトッピングメニュー、様々なキャンペーングッズや販促キャラバンなど、同社のビジネス戦略にはなぜか目を惹くものがあり、ひとつひとつに創設者のこだわりが感じられます。

同社のビジネス展開はフランチャイズを基盤としており、地域を包括的にみるマスターフランチャイジーと小規模のフランチャイジーの二階構造でライセンスを提供していますが、プーティーンの品質保持のため、全職員に対する2週間のトレーニングや、トレーナーを本社に招待して行うトレーナーズトレーニングも徹底されています。

また、材料にもこだわりがあり、じゃがいもはユコンゴールド、チーズはカード(凝乳)と呼ばれる牛乳に酵素を作用させてできるもののみを使用しています。

   

この6月末、同社は姉妹店となるホットドッグスタンド“Smoke’s Weinerie”をトロントに開店しました。ホットドッグといえば、その発祥はアメリカではなく実はカナダであったという一説もありますが、アメリカのホットドッグと違いモントリオール発のホットドッグは”Steamie”と呼ばれ、蒸したウィンナーを使用するのが特徴です。

10種類以上のホットドッグメニューがありますが、中でも注目したいのが“The Deli”。モントリオールで有名なスモークミートとザワークラウトをトッピングした一品です(冒頭写真参照)。ローカル紙には、トロントのホットドッグベスト10入りが期待できると早速とりあげられ、Poutinerieに次ぎ今後の成長が楽しみです。

この夏、太陽の下公園でピクニックがてらほおばるのも良し、飲み会後の物足りない胃袋を満たしに行くのも良し。お気に入りの一品を見つけに、ぜひお試しください。



Smoke’s Weinerie 
457 Spadina Avenue











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