「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


<第118回> 
Daifuku Canada Inc.
森 英雄 Assistant Manager

ミシサガにあるDaifuku Canada Inc.の森氏にインタビューをして参りました。DAIFUKU グループの多様な事業や、カナダの日系自動車産業を支えている自動車生産ラインシステムについて、お話しいただきました。また、森氏の海外プロジェクトでのご経験や、ご趣味についてもお伺いいたしました。




(丸山)御社の事業内容のご紹介をお願いします。

(森氏)本社のダイフクは1937年に創業し、マテリアルハンドリングを事業として、保管、搬送、仕分け、ピッキング、情報システム等様々な機種を組み合わせ、お客様のニーズにお応えした最適なシステムを提案しています。

主要取扱設備は、生産・流通向けシステム、半導体・液晶生産ライン向けシステム、自動車生産ライン向けシステム、空港向け手荷物搬送システムで、工場関係設備以外では、自動車の洗車機やボウリング場設備も扱っています。また、グループ会社のコンテックが電子機器を提供しています。

ダイフクカナダは、1985年に創業しました。1985年は、日系自動車メーカーがオンタリオ州に進出し、工場を建設し始めた年で、ダイフクも同じタイミングで現地法人を置き、現地に密着したサービス提供を開始しました。

カナダでの主な事業は、自動車生産ライン向けシステムであり、各地工場に搬送コンベヤを多く納めています。搬送設備提供後は、アフターサービス・メンテナンスの対応も致しております。

自動車は流れの早いラインでは一分に一台のペースで生産されており、生産ラインを一分止めるだけで一台の生産ロスという大きな損害を出します。24時間稼動の工場や2シフト体制の工場で迅速な24時間のメンテナンス対応ができるように、工場の近くに私たちの駐在事務所を置いて、現地に密着した24時間サービスを提供できるようにしています。

当社の製品・設備は、価格や納期に応じ、アメリカのオハイオや日本にある生産工場、または、カナダ国内から調達し製品を納めています。以前は納入設備に対するサービスやメンテナンス対応が中心でしたが、最近では、カナダ人が主導で大規模なプロジェクトに対応できる組織となりました。

現在、ダイフクカナダの社員数は10名で、日本からの出向は私のみです。プロジェクトを円滑にすすめるサポートをしています。

(丸山)御社が特に強みだと思われるのはどのような点でしょうか。

(森氏)お客さんの自動車生産ラインを止めないようにスピーディーに現地に密着したメンテナンス対応をしていることです。24時間、お客さんからの電話を受け付けており、夜中に電話を受けて、現場に駆けつけ復旧作業にあたることもあります。

(丸山)御社がこれから力を入れていきたい事はどのような点でしょうか。

(森氏)私が赴任した2013年から社長がカナダ人に変わり、ローカル化をすすめており、お客さんとの強固な関係を築いております。私たちの強みである、現地に密着し、ニーズにあったスピーディーな対応を今後も継続できるような体制をつくっていくことが大事だと思います。






(丸山)それでは、森さんのご経歴についてお伺いしてもよろしいですか。

(森氏)出身は徳島県です。企業が企業を支えるというダイフクの事業内容と、自由に色々なことにチャレンジさせてくれるという社風を知人から聞いて、入社を決めました。入社当初、九州に配属し、現場に密着して色々なことを任され、勉強しました。

その後、大阪に転勤になってから、海外の事業に携わり、東南アジアの自動車関係の顧客を主に担当しました。ボーイング787のドリームライナーの部品を作る搬送設備を担当したこともあります。その後東京での転勤を経て、カナダに赴任となり、現在に至ります。

(丸山)これまでの転勤や海外出張等を通じ、どのようなプロジェクトが印象に残っていますか。

(森氏)インドネシアの新工場プロジェクトが一番印象に残っています。弊社の着工時に現場に行ったら、確かに屋根も床もあり工場はできているのですが、工場に行くまでの道が整備されていなくて、工場までアクセスするのに大変苦労しました。

インドネシアは雨季と乾季が半々で、プロジェクトを開始した頃がちょうど雨季の真っ只中でした。午後から大量の雨が降り、道路が川という状況で、道路から外れると、大きなプールがたくさんできていました。

工場の近くにダイフクの現場事務所があり、そこから工場に歩いていくのですが、工場までの道が悪く、普通の靴ではとても歩けない状態でした。長靴で行っても、一歩間違えると、足が全部埋まってしまうんです。こんな状況で本当に仕事になるのか不安な中、何とか納期内に仕事を終えることができました。

(丸山)初めての海外赴任国であるカナダの印象はいかがですか。

(森氏)やはり先進国ということもあり、これまで出張で行ったことのあるインドネシア、マレーシア、タイ、インド、中国と比較し、大変環境が良いですね。カナダでは、清潔と安全を感じることができ、生活がしやすいです。

例えばトイレにしても、カナダでは、モールやレストランにあるトイレは清掃が行き届いていて綺麗ですが、東南アジア諸国では、トイレに入るだけでドキドキしていました。

色々な人から、カナダはとても良いところで日本より生活しやすくなるのではと聞いていました。実際に生活してみると納得できます。カナダは夏は緑も多く自然が感じられる環境です。冬の寒さは厳しいですが、暖房設備が整っているので、朝起きても、部屋、トイレが暖かいので、その点はカナダがいいなと感じました。

でも、充実したコンビニエンスストアが豊富にある日本の便利さ等を考えると、一概にどちらが良いとは言えませんね。

(丸山)森さんご自身がお仕事を進める上で大切になさっていることはどのようなことですか。

(森氏)相手がどういうことを考えているかをまず考えることです。目先に何をしたい、将来的にこうしていきたい、それを知るために相手の話をよく聞くことを大切にしています。

仕事なので、全て相手の言う通りにはできないこともありますが、折衝しながら良いものにしていくのがビジネスの面白みだと思います。人柄やバックグラウンドを知ることで相手を理解し、自分を受け入れてもらって、より良いものになればいいなと思います。

また、否定することから始めないように気を付けています。人柄や相手の主張を肯定することから始め、どうにかやってみようと、どうやってできるかを模索するように心がけています。内心無理と思っていることもありますが・・・。

検討した結果どうしてもできないことは、最終的にできないとはっきり伝えなければいけませんが、最初から、できないと考えないようにしています。

(丸山)それでは、プライベートなこともお伺いしたいと思いますが、休日はどのように過ごされてますか。

(森氏)2013年5月にカナダに来た当初は単身赴任だったので、夏は毎週ゴルフを楽しみ、冬はボーリングや、家でスポーツ観戦をしていました。せっかくカナダにいるので、ホッケー、野球、バスケット観戦にスタジアムに足を運ぶこともしました。

昨年11月に子供が生まれてからは生活が激変しました。休日が忙しく、妻と、4ヶ月の娘の変化を楽しみながら、充実した時間を過ごしています。

ゴルフは日本にいた時からしておりましたが、カナダに来て更に好きになりました。去年はお誘いいただいた色々なゴルフ会に参加し、ジェトロカップでは優勝しました。日本で始めた当初はお付き合い程度でしたが、途中から面白くなりカナダで完全にはまりました。

これからは、家族とゴルフのバランスをとりながら、休日を過ごしたいです。

(丸山)商工会も5月にゴルフ大会を主催しますので、是非ご参加いただければと思います。では、最後になりますが、商工会会員へメッセージをお願いします。

(森氏)日本人ビジネスコミュニティのために活動している商工会には今後益々発展していただけることを願っています。私自身もできるだけ商工会のイベントに参加して、ネットワークを広げたいと考えていますのでよろしくお願いします。

(丸山)インタビューは以上となります。本日はお時間を頂きましてありがとうございました。











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