「こんにちは!」新代表者紹介インタビュー


 
小沢社長とご家族の皆様

<第117回> 
Ozawa Canada Inc.
小沢 健宏 President


Ozawa Canada Inc.の小沢社長にインタビューをして参りました。様々な銘柄のお酒が展示されているお部屋にて、今一押しの商品や、40年以上カナダに滞在されている小沢社長の様々なご経験、Ozawa Canada Inc.設立から現在に至るまでの経緯についてお話し頂きました。



(丸山)御社の事業内容のご紹介をお願いします。

(小沢氏)Ozawa Canada Inc.は1985年3月1日に設立し、今年で設立30周年を迎えました。前身は、妻の寿美子が静岡園という名の下で始めたお茶のビジネスです。新鮮で美味しいと評判が良かったです。現在は、日本レストラン向け食材とアルコール類、寿司ロボット等の道具の輸入卸をしております。


アルコール類はビールや日本の地酒を主に取り扱っており、日本のNHKテレビの朝のドラマでも話題となったニッカウイスキーのエージェントをしております。アルコール類は全て、LCBOを通じて様々な銘柄のお酒を扱っております。





従業員は30名程です。お客様は、主にカナダ東部の飲食店、食料品店やホテルです。最近では、居酒屋さんやラーメン屋さんが増えました。オンタリオ州だけでなく、ケベック州に支店と倉庫があり、ハリファックスにもエージェントがいます。マニトバ州やアルバータ州から注文を受けることもあります。

(丸山)今一押しの商品をご紹介いただけますか。

(小沢氏)特殊加工したハマチです。日本で養殖したハマチの神経を抜いてリラックスさせ、生きたまま血を全部抜いて、くん液という特殊な液を入れて急速冷凍したものを輸入販売しています。ハマチを傷ませる血液を抜いているため、腐らずに長持ちし味も変わらないので、カナダで好評です。ヒレ又はローインの形で出荷するため、魚をおろすのが苦手な人に人気で、よく売れています。

カリフォルニアの田牧米は、日本のコシヒカリ米と同じ種類で、一番おいしいお米として一押しです。実際に作られている田んぼや精米所まで行き、現場の人にお会いしお話ししたので自信を持てる商品です。

我が社がカナダで初めて業務用として売り出した、高級な抹茶を使用したグリーンティーアイスクリームも評判が良いです。


アルコール類は、最近、ケッグで出しているアサヒの生ビールが非常に評判が良く、売上げがどんどん伸びています。アサヒ生ビールの泡のきめ細やかさはどこにも負けません。

チョーヤの梅酒も好評ですね。チョーヤの梅酒は、販売に当たり20年以上前に交渉を開始しました。問題点を検討した末、メーカーに頼み、アルコール度数を18%から23%に上げた梅酒をカナダ用に特別に製造してもらいました。その結果、LCBO の検査が通りました。

(丸山)御社が特に強みだと思われるのはどのような点でしょうか。


製造している人達に実際にお会いし、ポリシーやフィロソフィーを聞き安全性や質の確認をし、売れると確信したものを売るようにしています。私達は、ただ売っているだけでなく、自信を持てる製品を見つけてくるように努力しています。

例えば、寿司ロボットにつきましても、日本の製造所まで行き、作っている人の考え方を習い組立の訓練をしてきました。サプライヤーとの交流が強いことが利点です。

カナダの食料検査機関との連携も強みです。弊社は、息子や娘が中心になって運営している家族経営です。家族の他には、中国系や韓国系の従業員も多く、様々なお客様のニーズに対応できるようにしています。長く務め一生懸命頑張ってくれている社員や家族が我々の大きな強みです。




(丸山)御社が今後力を入れていきたいことはどのようなことですか。

(小沢氏)実際に製造している現場に行き、新しい商品を開発してくることです。

(丸山)それでは、小沢社長のご経歴についてお伺いしてもよろしいですか。

(小沢氏)日本ではプラスチック関係の会社で働いており、1974年にカナダに移民しました。移民してから2週間後にプラスチック関係の会社に入社し、3ヶ月後には、見積もり、設計担当に抜擢されました。

日本とカナダのブループリントの書き方が違うので、カナダの夜学へ通い製図の勉強をし、マスターしました。仕事にも慣れ、日本語のブループリントのままプラスチックの見積もりをします、と日系の新聞広告欄に広告を出したところ日系の会社から反応があり、たくさんの注文をとりました。その時は会社の売上げに大いに貢献しました。

その後、カナダの大手企業や日本の商社からジョブオファーをもらいました。マーケティングの仕事をしたいと思っていた矢先のことだったので、日本の商社へ入社を決めました。エンジニアでは人に負けないと思っていましたが、商売は素人で、その商社では大変苦労し会社に迷惑をかけました。でも、同時に多くのことを勉強し、そこで得た知識や経験は、現在でも非常に役立っています。

その会社で6年間働いた後独立し、小沢カナダを設立しました。当初は、感熱紙やファクシミリマシン、カラオケの機材の販売をしたり、ゴルフ練習場を作ってレッスンを提供していたこともありました。食料品の事業が長続きし、現在に至っています。

(丸山)40年以上のカナダ滞在を通じ、どのようなプロジェクトが印象に残っていますか。

(小沢氏)LCBOとの交渉が一番印象深いです。最初は相手にされませんでしたが、現在では代理店として一緒に頑張っています。ケベック州のLCBOに当たるSAQとのビジネスも大変でした。皆さん英語を話せるのにフランス語しか話してくれず、苦労しました。

(丸山)小沢さんご自身がお仕事を進める上で大切になさっていることはどのようなことですか。

(小沢氏)お客様を大切にして、誠実であることです。問題があったらすぐ現場に行き、問題を見極め、製造部門に伝え、適切な処置を早く取るようにしています。いつでも現場を見ることを大切にしています。

(丸山)それでは、プライベートなこともお伺いしたいと思いますが、好きなスポーツやご趣味はございますか。

(小沢氏)ビジネスを始める前は、毎週のように家族とキャンプ、釣り、テニスを楽しんでいました。ビジネスを始めてからは、お客様にゴルフがお好きな方が多いので、ビジネスチャンスを得る機会のためにゴルフを始めたのですが、やみつきになりました。テニスを辞めてしまったほどです。ゴルフの腕は上がりませんが、家族とゴルフを楽しんでおります。



(丸山)最後になりますが、商工会会員へメッセージを頂けますか。

(小沢氏)これからも品質の良いものを皆様にお届けしたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします。

(丸山)インタビューは以上となります。本日はお時間を頂きましてありがとうございました。








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